まさに極上の音色。
スペインのプラグインメーカーWavesfactoryから、ピアノ用音源「Mercury」が発売されました。この音源のもっとも大きな特徴は、録音に使用されたのがクイーンのフレディ・マーキュリーが使ってたピアノだということです。
4分頃から始まる「ボヘミアン・ラプソディ」を、ぜひ聞いてみて下さい。
使用されたピアノはイタリアのピアノメーカーFazioli(ファツィオリ)のF228。イギリスのMetropolis Studiosが「Freddie Mercury piano」というタイトルでこのピアノの写真をアップロードしたのを、Wavesfactoryの代表Jesús Ginardさんが見つけたのが全ての始まりだったそうです。Jesúsさんは子供の頃からクイーンのファンでした。
Jesúsさんは写真のピアノがフレディが使ったものであることをスタジオ側に確認し、実際に弾きにいきました。スタジオとサウンドは本当に素晴らしく、これはクイーンファンのためだけでなく、完璧なピアノライブラリでもあると感じたJesúsさんは、F228の音源化を始めます。
全行程の完了にはおよそ1年がかかりましたが、試奏をした多くの人がこう言ったそうです。「サンプルライブラリを演奏してるんじゃなくて、本当のピアノを弾いているようだ! 一体どうやったの?」と。
「Mercury」は一般的なピアノ音源よりはるかに高スペックを要求してきますが、その透き通った深みのある音はまさに極上。2016年12月1日まではイントロセール中で99ユーロ(約1万2000円)で販売しています。高品質なピアノ音源をお探しの方はいかがでしょうか。
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souce: Wavesfactory, YouTube 1, 2, 3 via Synthtopia
(ヤマダユウス型)