早く対応機器が普及するといいですね。
世界で2番目に見られているWebサイトのYouTubeは、4K動画や360°動画対応など、積極的に新しいテクノロジーに対応してきました。今回はHDR動画のサポートです。HDR(ハイダイナミックレンジ)は、テレビや映像業界のトレンドになってきています。動画の黒潰れした部分は明るく、白飛びして見えなくなった部分は見えるようになり、ますます鮮明に、色彩も鮮やかに、より「肉眼で見た実際の風景」に近い動画を視聴できるようになります。

このHDRサポート対応で、今すぐ誰でもHDR動画をYouTubeにアップロードできるようになりましたが、HDR動画をHDR画質で再生するには対応機器が必要になります。それには100nitsの輝度に対応したディスプレイが必要ですが、今のスマートフォンはせいぜい500-600nitsの輝度です。(Galaxy Note 7は、HDR動画の再生に対応していましたが、販売停止となってしまいました。)よって、HDR対応したTVに、先日アメリカで発売されたばかりの「Chromecast Ultra」を接続するか、近日中に対応する予定のSamsung製SUHD/UHD TVが必要になります。そう、今のところ誰でもHDR動画が見れるようになるわけではないんですね。Googleは、将来的にHDR動画に対応したディスプレイが普及することを見越しているのでしょう。ちなみに、米Amazon.comや米Netflixは、すでにHDR動画に対応しています。
こちらがHDR動画。PCやスマートフォンで見ても、なんとなくシャドウやハイライトが鮮明な色鮮やかな動画に感じますが、対応機器で見るともっと美しい映像なんでしょうね。
発展してきたYouYubeのテクノロジー:
○YouTubeが360°動画に近々対応予定
○YouTube、遂にループ再生に対応!
○没入感を楽しもう! YouTubeの全動画がCardboardモード対応へ
Source: YouTube
Alex Cranz - Gizmodo US[原文]
(mayumine)