ギズモード・ジャパンの中の人+αが選ぶ「2016年ベスト音楽」

ギズモード・ジャパンの中の人+αが選ぶ「2016年ベスト音楽」

Spotifyのローンチ史上初のコンピューター音楽の復元BABYMETALの世界での大活躍BjörkのVRを使ったミュージックビデオのリリースなど、今年もさまざまな音楽体験の話題がありましたが、皆さんの2016年のベスト音楽はなんでしょうか?

ギズモード・ジャパンの中の人が選ぶ「2016年ベスト音楽」は以下の通りです。

ヤマダユウス型(ライター)

Warner Music Japan

【1位】METAFIVE / META

【2位】杏窪彌 / ジャイアントパンダにのってみたい

【3位】BiSH / KiLLER BiSH

【4位】Tokyo 7th シスターズ / Are You Ready 7th-TYPES??

【5位】上坂すみれ / 20世紀の逆襲

【6位】岡村靖幸 / 幸福

【7位】uyama hiroto / freeform jazz

【8位】泉まくら / アイデンティティー

【9位】さよならポエジー / 前線に告ぐ

【10位】DE DE MOUSE / summer twilight

今年はモントルー・ジャズ・フェスティバルの初日に行き、METAFIVEとデリック・メイを一度に堪能できたのが至上の体験でした。音楽のスタイルというか枠組みというか、仕手側の創意も受け手側の待ち方もどんどん幅広くなっていくなぁと感じる次第です。

一方で邦ロックにはあまり傾倒しなかったなぁと。アルバム的な最大発見は杏窪彌で、初めて聞いた時の「この方向性理論がほしかったんだ!」な衝撃はたまりませんでした。エキゾチカ×ポップスはやはり気持ち良し。

ナナシスこと『Tokyo 7th シスターズ』のアルバムも満を持して感があり、トラックリストや物語性も良かった。次元を問わず、アイドルソングはまだまだ進化しそうです

チル勢ではuyama hirotoさんの新譜が最&高でした。Nujabes好きはぜひ。

スタナー松井(ギズモード・ジャパン編集部 デスク)

Earache Records

【1位】Vektor / Terminal Redux

【2位】Khemmis / Hunted

【3位】Anaal Nathrakh / The Whole of the Law

【4位】Wormrot / Voices

【5位】Knocked Loose / Laugh Tracks

【6位】Départe / Failure, Subside

【7位】Entheos / The Infinite Nothing

【8位】Serpentine Dominion / Serpentine Dominion

【9位】Hypno5e / Shores of the Abstract Line

【10位】Oathbreaker / Rheia

1位は一聴して「今年のベストはこれだ」と感じさせてくれた、プログレッシブ・スラッシュメタル。『Pillars of Sand』は今年一番聞いたメタルの曲だと思います。

ヘヴィなリフもメロもパーフェクトな2位は、ドゥームメタルの金字塔になりそう。3位は衰えを知らない、イギリスのデジタルグラインドコア/ブラックメタルユニットの9枚目。4位はメンバーチェンジの不安を粉砕してくれた、エモーショナルなシンガポール産のグラインドコア

5位はハードコア、6位はオーストラリア産ブラックメタル、7位は元Animals As Leadersのメンバーらによるテクニカルデスメタルですが、どれもファーストアルバムながら安定したブチキレサウンドが聞けます。

キルスウィッチ・エンゲイジ×カンニバル・コープス×元ブラック・ダリア・マーダーのユニットは8位。メロデスなコープスグラインダー先生が堪能できます。

9位は傑作だった前作に負けず劣らずのフランス産シネマティックメタル。そして、ナンバー……テン!は女性ボーカルのベルギー産ブラックメタル×ハードコア。スタイリッシュです。

なお再生回数だけで見ると、今年の年間最高入場二度も記録したグローリアス”ボビー・ルードの入場曲『Glorious Domination』がダントツですが、アルバムだけでトップテーン!を選びたかったので、はずしました。

斎藤真琴(ギズモード・ジャパン/FUZE編集部)

H O N N E

【1位】HONNE / Warm On A Cold Night

【2位】ANOHNI / HOPELESSNESS

【3位】Ash Koosha / I AKA I

【4位】Sia / This is acting

【5位】Die Antwoord / DMount Ninji and da Nice Time Kid

【6位】Megadeth / Dystopia

【7位】Bastille / Wild World

【8位】KEYTALK / KEYTALKの武道館で舞踏会 ~shall we dance?~

【9位】IshDarr / Broken Hearts & Bankrolls

【10位】Otep / Generation Doom

『Warm On A Cold Night』は日本大好きHONNEのデビューアルバム。英語ではホーンと読まれますが、日本ではホンネ(本音)。ジャケットには、日本盤CDに付いているあの帯(日本語)がプリントされています。

『I AKA I』のAsh Kooshaはテヘランから亡命して現在はロンドンで活動するアーティスト。今年インタビューさせていただきました。アルバムタイトルの『I AKA I』(=I As Known As I)は自分と、テクノロジーによって高性能化したもうひとりの自分、という意味。Aïsha Deviも出演した東京でのパフォーマンスも異質感がカッコよかったです。

Siaはギズモード・ジャパンの予想、メタリカをおさえてAppleのiPhone 7発表イベントに登場しました。Die Antwoord、解散しなくてよかったで賞。日本デビューおめでとうございます。将来的にはいわゆる“音楽アルバム”を作るのはやめると言ってましたが…?

『Dystopia』、This is 我々の大好きなMegadeth。とくに前半、キレッキレです。『Peace Sells… but Who’s Buying?』から30年目に、またこんなインテレクチュアル・スラッシュが聴けてうれし~!です。

KEYTALKは今年いちばんライブに行ったアーティスト(フェス込み3回)。Otepも解散しなくてよかったで賞です。

ヨコヤマコム(ギズモード・ジャパン編集部)

プリンズ・トーマス - トピック

【1位】Prins Thomas / Principe Del Norte

【2位】The Avalanches / Wildflower

【3位】Airport / Lorde Playlist

【4位】Tiger & Woods / On The Green Again

【5位】Michael Mayer / &

【6位】The Dillinger Escape Plan / Dissociation

【7位】Bromance Homieland Vol. 2

【8位】Fabric 91: Nina Kraviz

【9位】Kyle Hall / From Joy

【10位】Basic Rhythm / Raw Trax

ひゃっほーーーいっアヴァランチーーーズ! 実に16年ぶりのオリジナルアルバムということで、The Avalanchesの『Wildflower』リリースには飛び上がって喜びました。「The Avalanches 新譜」のニュースなんて、これまで何度も報じられては立ち消えて、リリースされてこなかったわけで……いやあ、テンション青天井でした。

とはいえ、1位の座は、Prins Thomasの『Principe Del Norte』に。Prins Thomasといえばバレアリックやディスコハウス。今作はアンビエントへのアプローチという新境地でどんな感じなんだろう?と思ったら、案の定オバケアルバムでした(そして、やっぱりコズミック!)。脳内トリップ必至! 堂々1位です。

ほかにもAirportの悪趣味なサウンドコラージュや、Tiger & Woodsの耳に馴染むニューディスコもおいしくいただきました。次点はEmanon、ASAP Mob、The UnderachieversやYoung Thugなどのヒップホップ勢がいっぱい!

ベスト10を作って改めて思ったのは、本当に盤を買わなかったなあ……と。Apple MusicなどのサブスクかBandcampでの購入がほとんどでした。

K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン編集部)

Flawless Media

【1位】Chance the Rapper / Coloring Book

【2位】Francis And The Lights / Farewell, Starlite!

【3位】Lil Yachty / Summer Songs 2

【4位】Topaz Jones / Arcade

【5位】Mndsgn / Body Wash

【6位】Frank Ocean / Blonde

【7位】Drake / Views

【8位】NxWorries / Yes Lawd!

【9位】BJ The Chicago Kid / In My Mind

【10位】Ryugo Ishida / Everyday Is Flyday

1位は歌い上げるようなラップが特徴のChance the Rapperの無料のミックステープ。タイトル通り、カラフルで優しい内容でした。ゴスペル感が強いかも。最近のHIPHOPで、ここまで自由さ、ナチュラルさを感じさせる人はあまりいません。硬派なfeatラッパーをもこの世界に包みこんでしまうのがすごい。

2位はポップさをベースに、ファンクっぽさやプリズマイザーというエフェクトをかけた歌声で楽しませてくれました。このアルバムに収録されている「Friends」という曲は、前述のChance the Rapperのアルバムに収録されている『Summer Friends』の元ネタにもなっています。

4位のTopaz Jonesの『Arcade』はソウルやインディーポップっぽい曲もあったり、ヒップホップに収まりきらない自由な作品。7位は大好きなカナダ出身のいじられラッパーDrakeの最新アルバム。カリビアンリズム(リアーナの影響?)な曲が印象的でしたが、初期を思わせるようなメローな曲もあって満足です。

10位は日本人ラッパーRyugo Ishidaのアルバムで『YRB』という曲が最高。YRB=Young Rich Boy、いつかヤングでリッチなボーイになるぞといった内容です。MVもヴェイパーウェイブぽい手作り感と地元で撮りました感があって応援したくなりました。

イチカ(machi-ya

Napalm Records

【1位】Otep / Generation Doom

【2位】the sub account × KOTONOHOUSE / え アタシ!?EP

【3位】brinq / MAGICAL BRINQ TOUR

【4位】ハハノシキュウ / おはようクロニクルEP

【5位】Pa's Lam System / TWISTEP - EP

【6位】King 810 / La Petite Mort or a Conversation with God

【7位】Cane Hill / Smile

【8位】おやすみホログラム / ・・・(スリー)

【9位】NHK Yx Koyxen / Doom Steppy Reverb

【10位】五五七二三二〇 / 四味一体

1位は日本でのリリースは実に8年ぶりだったOtep。1曲目から最高でした。2位はアニソンなどのeditを中心に活動する、the sub accountとKOTONOHOUSEのコラボEP。『Melty Mode』という楽曲にはまり、永遠とリピートしまくりました。

3位は、懐かしさと未来感が共存するシンセポップで、切なくも楽しくもなれます。4位は異色のラッパーで、旧作を含めてハマりました。小説のような歌詞が独特すぎる声と合っていて、いい意味で重たい気持ちになれます

5位は覆面トラックメーカーユニットのメジャー第1弾。勢いのあるハードな部分とキラキラした部分がうまく合わさってエネルギーのある曲です。6位は曲調とか色味が増えた印象がしますし、相変わらずの重たさは定期的に聞きたくなります。7位はニューメタル、メタルコアの新星Cane Hillのデビューアルバム。Voの声質も楽曲も重く、カオスで表情が豊かです。8位は、引きこもりながら聴きたい

9位は今年一番はまったテクノアルバム。むき出しのシンセ感と強さがあり、頭に残ります。10位はココナッツサブレ50周年を記念して作られた、私立恵比寿中学のメンバーが扮する五五七二三二〇。banvox、RYO the SKYWALKER、U-zhaan、HIFANAのそれぞれがプロデュースした4作品も個性豊かですが、それらを1本にマッシュアップした「四味一体」が秀逸

image by gst / Shutterstock.com
参考: YouTube1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, FUZE, machi-ya(マチヤ)

(ギズモード・ジャパン編集部)

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