巨大なビルマニシキヘビの大腸から見つかったもの

巨大なビルマニシキヘビの大腸から見つかったもの

信じられないほど大きな固体が出てきました。

ときに「人食い」とも称されるビルマニシキヘビ。もともと東南アジアに生息することで知られていましたが、今回の話の舞台はアメリカはフロリダ州南部です。

2013年にフロリダの湿地エバーグレーズで捕獲されたビルマニシキヘビは、全長4.32m、重さ48.3kgという巨体。

外来種として、エバーグレーズ国立公園など数千平方キロメートルという広い範囲を徘徊していたとされ、鹿うさぎアカオオヤマネコアライグマなど中型の動物が明らかに減少していたことへの関与が疑われていました。

BioInvasion Recordsに発表された新たな研究結果によると、そのヘビの解剖によって大腸から長さ79cm、重さ6.5kgの排泄物が発見されたといいます。

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排泄物から、消化前の状態の骨や歯、ひづめが見つかり、それらから明らかになったのは、このビルマニシキヘビが白い尾を持つ3匹の鹿を食していたということ。信じられないことに、それぞれヘビの93%、35%、27%の質量を表していたといいます。またそのうちの1頭は、生後14日〜30日ほどの子鹿だったとか。ヘビが水中に隠れて獲物に飛びかかったのだろうと考えられています。

解剖から出てきたとはいえ排泄物なわけですから、以下は閲覧注意。生き物が消化されてこの姿になったんだ...なんて改めて考えはじめるとちょっと複雑な気持ちになります。

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「腸に複数の鹿の亡骸を含むビルマニシキヘビの切開は、今回が初めてのレポートとなる。フロリダ南部に原生する大きなヘビが中型の哺乳類を消費できないのだから、このエリアの鹿にとってビルマニシキヘビは新たな捕食の脅威となるかもしれない」と研究者は示唆しています。

3頭の鹿がこのヘビに捕食されたのは約3カ月のあいだで、フロリダ南部の生態系にとってビルマニシキヘビは破壊的な存在だといえます。一般的にヘビの動力は省エネ型で、食の選択肢は幅広く、生き物としての生殖能力も高いとされています。

研究の著者は今回のビルマニシキヘビは相当な量のエネルギーを蓄えていて、高い生殖能力が見込まれるといいます。すなわち、生態系に影響を与える大きなリスクを孕んでいたことが考えられるのです。

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image by S. M. Boback and others
source: BioInvasion Records

George Dvorsky - Gizmodo US [原文
(Rina Fukazu)

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