ライター三浦が今年買ったカメラをご紹介します

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  • author 三浦一紀
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ライター三浦が今年買ったカメラをご紹介します

今年はいろいろお金使ったわー。

お世話になっております。ライターの三浦です。ライターと言っておりますが、撮影の仕事もしております。7割ライター、3割カメラマンといった感じです。

2015年までは、メインカメラにニコン「D750」、サブカメラにニコン「D3100」、ミラーレス一眼は富士フイルム「X-M1」、コンデジはカシオ「EXILIM ZR800」という布陣でした。

そして2016年。撮影の仕事が増えてきて、それに伴いかなり機材の入れ替えをしました。ということで、今年購入したカメラをご紹介したいと思います。

普段使い用の富士フイルム「X20」

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4月頃、某家電量販店のワゴンセールで見つけた富士フイルム「X20。2013年2月発売のコンデジです。CMOSは2/3型 X-Trans CMOS II。有効画素数1200万画素。レンズは35mm換算で28-112mm、F値はF2〜F2.8。

中古でも3万円を超えていることが多いのですが、未開封品が2万9800円だったので、即購入決定。

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実はこのカメラ、光学ファインダーが搭載されています。後継機の「X30」からはEVFとなっており、光学ファインダー好きの人たちの間では未だ根強い人気があるカメラです。

光学ファインダーはレンジファイダー式なのでパララックスがあります。厳密なフレーミングには向きませんが、スナップ撮影などでは充分。フォーカスフレームやシャッタースピード、絞り値などが表示されるので実用的です。

マクロ撮影などの厳密なフレーミングが必要な場合は、背面液晶を使えば問題ありません。

僕は仕事でカメラレビューをやることもあり、「X-Pro2」や「X-T1」なども使ったことがあるのですが、富士フイルムのカメラは画質が好み。もちろん、この「X20」も富士フイルムらしい画質で非常に気に入っています。

高感度はISO800くらいが限度ですが、レンズが明るいので割と夜間のスナップでも手ぶれしません。

そしてなんといっても佇まいがかっこいい! 思わずサムレストとシャッターボタン、フードを付けてカスタマイズしました。持ち歩くだけで楽しいカメラです。

以下、作例です。JPEG撮って出しです。ご覧ください。

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サブカメラ用のニコン「D5300」

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実は、「X20」を見つけたときにもうひとつ気になったのが、ニコンの「D5300です。AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRのキットが展示品で6万円ちょっとというお値段でした。

「D3100」はちょっと画質に不満があったため、サブカメラとしての出番が少なくなっていました。そこで、「D750」のサブカメラにいいんじゃないかと思ったわけです。

「D750」のCMOSはローパスありですが、「D5300」はローパスなし。マクロレンズなどで物撮りをすると、かなりシャープです。

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可動式の液晶は、あまり使っていないかも。よほどハイアングルかローアングルとき以外は使わないんですよね。

連写性能などはもっさりしていますが、荷物を軽くしたい出張時などは、このキットとシグマの50mmマクロだけでたいていの撮影はこなせるので、重宝しています。

以下、「D5300」とAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRでの作例です。JPEG撮って出しとなっております。

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まだまだ現役のニコン「D3S」

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こちらは10月に購入した、ニコンの「D3Sです。言わずと知れたフラッグシップモデル。2009年発売ですけど。もちろん中古で購入しました。14万円ほどだったと思います。

「D750」はバッファが少なく、7、8枚連写をするとシャッターが切れなくなるということに不満を感じていました。インタビューカットやポートレート撮影など、テンポが重要な撮影では特に気になっていました。

そんなとき、コンサート撮影の仕事が入りまして、もはや「D750」では太刀打ちできないのではないかと思いました。仕事なので失敗するわけにもいきません。

そこで、連写に強く連続撮影枚数が多い機種を探し始めました(もちろん中古で)。候補はニコン「D500」。しかし中古でも19万円ほど。さすがに手が出ない。「D500」はレビューしたことがあったので、軽さ、使いやすさ、画質などもわかっています。APS-Cというのもコンサート撮影では有利です。

実はこのとき、静音モードで撮影できるミラーレス機の導入も考えたのですが、これ以上マウントを増やすとレンズどんだけ買わないとならないんだと思い、ニコン機に絞ったわけです。

高いなーと思いながら中古カメラ屋のショウウィンドウを眺めていたら、「D3S」が並んでいるのを見かけました。おう、これはフラッグシップじゃないか。ずいぶん前の機種だけど、おそらくまだまだ現役でいけるはず。画素数こそ1200万画素ですが、以前使っていた「D700」と同じと思えば、ぜんぜん問題ありません。

そこで、「D500」と「D3S」を店頭でじっくり吟味。連写性能や連続撮影枚数ではどちらもクリア。あとは重さ、大きさ、扱いやすさ、そして値段……。

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結局、「お手頃な価格」と「一度はフラッグシップ使ってみるか」ということで、D3Sに決定した次第です。

おかげさまで、コンサートの撮影はバッチリでした。さすがフラッグシップ。

色味は、「D750」に比べるとスッキリ目。地味といえば地味ですが、RAWから現像するにはこのくらいのほうが扱いやすいと思います。

こちらの作例もJPEG撮って出しです。

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なんだかカメラが増えちゃった

ということで、現在デジタル一眼レフは「D3S」、「D750」、「D5300」という3台体制、コンデジは「X20」がメインという感じになっております。

実は、カメラだけではなくレンズも数本購入。そのほか、撮影道具(ストロボ関連、三脚、ライトスタンドなどなど)もけっこう買ってしまい、今年はカメラ関連にどれだけお金を使ったのか、考えると頭痛がするので考えないようにしております。

機会があったら、これらについても紹介したいと思います。お楽しみに!

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「X20」で撮影

photo credit: 三浦一紀
source: 富士フイルム「X20」, ニコン「D5300」, ニコン「D3S」

(三浦一紀)