いよいよ来年です。
以前から広告コンテンツなどから始まっていたChromeブラウザによるFlash排除ですが、その動きは来年加速します。Google(グーグル)は公式ページにて、HTML 5のデフォルト化に関するスケジュールを公開しました。
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〇Flashに訪れる静かな死。MozillaがFirefox次期バージョンでは「デフォルトでブロックする」と発表
また来年の1月からは、初めて訪れたサイトではFlashの動作にユーザーの許可が必要となります。この許可は、どの程度ユーザーに影響するか(SEI)によって表示の頻度が変更されます。そして来年10月からは、すべてのサイトでユーザーによるFlash動作の許可が必要となるのです。つまり、Chrome 56とSEIの変更が完了する来年10月が、HTML 5の完全デフォルト化が実現する時期となるわけです。
すでに多くのWebページから消滅しつつあるFlash。ニコニコ動画も、10月から一部ユーザーを対象にHTML 5版プレーヤーの提供を開始しています。このまま、この「過去の栄光」ともいえる技術が、静かに眠ってくれることを祈りましょう。なお、SEIがどのように決定されるのかはThe Chromium Projectsをご覧ください。
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〇さよならFlash。Chromeが年内にFlashコンテンツのブロック開始へ
〇Windows 10の大型アップデートでEdgeも進化、Flashはさらに終息へ…
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source: Blog.Chromium.org
参考: ニコニコ動画, The Chromium Projects
(塚本直樹)