Windowsに大きな転機。
The Next Webによると、Microsoft(マイクロソフト)は12月8日、ARM上で動作するフル機能版のWindows 10を2017年に投入することを発表しました。これはWindows MobileやWindows RTとは違い、デスクトップ向けアプリも動作するおなじみのWindowsなんですよ!
そもそもARMってなんなのよ…という声も聞こえそうですが、スマートフォンやタブレット端末で多く利用されているプロセッサのアーキテクチャ。ソフトバンクが今年7月に買収したARM社は、このARMアーキテクチャのプロセッサを開発しているんです。今回Microsoftが対応を発表したQualcomm(クアルコム)のプロセッサもARMアーキテクチャにもとづいており、非常に多くのスマートフォンにて利用されています。今回のデモでは、ARM上で動作するWindows 10でPhotoshop CCの動作などが披露されました。もちろんWindows 10向けのオフィスアプリも使えますし、スペックを満たせばゲームも動作することになります。デモで使われた端末はSnapdragon 820と4GBのRAMという、2016年モデルのスマートフォンとして標準的なスペック。しかしインターフェースやアプリの動作はとてもスムーズでした。
公式発表によれば、ARMベースのWindows 10搭載製品は2017年に登場します。これまでフル機能のWindows 10搭載マシンといえばパワフルなプロセッサを搭載した大柄な製品が多かったのですが、今後はありとあらゆるモバイルデバイスへ搭載の可能性が広がりそうです。うーん、楽しみ!
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source: The Next Web, YouTube
(塚本直樹)