ジャケ写の再現は単純な技法だった? メタリカの新曲『Now That We're Dead』のMV撮影風景

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ジャケ写の再現は単純な技法だった? メタリカの新曲『Now That We're Dead』のMV撮影風景

けっこう古典的なやり方です。

最新アルバム『Hardwired...To Self-Destruct』がリリースされたばかりの超大御所ヘヴィメタル・バンドのメタリカ

アルバム全曲のMVを制作したことでも話題になりましたが、彼らはさらにそれらのメイキング映像も次々に公開しています。中でも興味深いのが楽曲『Now That We're Dead』のMVのメイキング映像。新譜のジャケットに描かれたデザインが、どのように実写で再現されるのかが見られる映像となっています。

こちらはMetallicaTVの動画でした。

意外にもCGなどではなく、プロジェクターをメンバーの顔に照射するだけ!という極めて単純かつ最大限の効果を生む方法でしたね。

このMVの監督を務めたのは、写真的なアプローチからコマーシャルを撮るHERRING&HERRINGの代表、Dimitri Scheblanov氏とJesper Carlsen氏。ジャケットのグラフィックを手掛けたのも彼らなので、ジャケの再現をしようと試みたのがこのMVだったそうです。

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なんとMVを制作したのは初めてだという彼ら。全てのテイクには固定と手持ちで合計6台のカメラを使用したとのことです。

161215_metallica2.jpg

透明のスネアの底からラーズを撮った時は、皆で頭上に巨大なレフ板を持ち上げていました。

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撮影時には「編集に1カ月かかるだろう」と言っていた完成品がこちら。同じくMetallicaTVより、完成した『Now That We're Dead』のMVをご覧ください。

撮影現場の舞台裏と言えば、メタリカがローマの高級紳士服ブランドの広告塔になった時の爆笑メイキング映像もぜひチェックしてみてください。

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image by YouTube
source: YouTube 1, 2, HERRING & HERRING

岡本玄介