スター・ウォーズのスピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開までもうすぐ! 新たな画像が沢山公開されているほか、監督のギャレス・エドワーズが映画内のイースターエッグについて語っています。
こちらはスター・ウォーズの公式YouTubeチャンネルで公開されている番組「The Star Wars Show」でギャレス・エドワーズ監督がゲストとしてインタビューされた回。
イースターエッグもいくらか隠されているよ。ソウ(・ゲレラ、演じるのはフォレスト・ウィテカー)の洞窟には洞窟画があるんだ。その中の一つは僕の最初の映画『モンスターズ/地球外生命体』に登場したクリーチャーたちで、あとはムートーとゴジラ(エドワーズ監督によるハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』より)もいる。僕が頼んだわけじゃなくてスタッフがジョークとしてやったんだけど、ある日、撮影中にそれがあることに気づいたんだ。
「The Star Wars Show」では、他にも撮影の裏話が語られていました。撮影で一番厳しかったことを訊かれたエドワーズ監督。
映画の撮影は情け容赦ない。朝5時には車に乗って、真夜中まで家に帰れない、それが毎日5カ月続く。マラソンみたいなもので、早い段階で体力を使い尽くすと最後まで走りきれなくなる。
一番厳しかった撮影はEaduという惑星のシーンで、大雨の中での撮影だった。雨には心理的に忘れさせてしまう影響かなにかがあって…カメラを通してみると雨は見栄えがよくて、ずっとずぶ濡れで居なければいけないクルーや俳優たちにとってどれだけの疲労になるのか忘れてしまうんだ。
着ていれば100%濡れないとても高価なスーツをみんなが買って着ていたんだけと、小さな裂け目でもできると10時間の雨で最終的には池の中を泳いでいたような感じになる。
唯一の救いは5カ月で終わるというところですね…。数値上は完璧な装備も、過酷な撮影現場では役に立たないということでしょうか。なんだか技術を過信しすぎて反乱軍にスキを突かれたデス・スターにも重なって聞こえるような…。
なお、撮影に使用されたカメラのレンズは1959年の映画『ベン・ハー』の撮影に使われたものだそう。
だから美しくアナモルフィック(横に引き伸ばされた映像)になっていて、とても有機的に感じるんだ。デジタルには感じてほしくなかったからね。
その結果、美しい被写界深度になって、ほかは全てがピンぼけになるから、ピント調整係にとっては悪夢だね。だから彼には撮影中に指示を出さなければいけなかったんだけど、宇宙船内での親密なシーンがあって話すことができなかったから、口の横にダクトテープでマイクを貼り付けて、「近くに」、「遠くに」って囁くようにして撮影したんだ。自分ではわからなかったんだけどおかしな光景だったようでADは何度も笑いをこらえきれないでいた。
『ベン・ハー』の戦車レースのシーンと『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のポッドレースのシーンは酷似していることでも知られているだけに、『ベン・ハー』の撮影に使われたレンズが本作に使われているというのは面白い話ですね。なお、『スター・ウォーズ』サーガの『エピソード9』に関しては『ベン・ハー』と同じく65mmフィルムで撮影(『ローグ・ワン』は6Kデジタルカメラで撮影)される予定です。
そしてGeektyrantから新たな画像が大量に公開されました。こちらも合わせてご覧ください。














12月16日(金)の公開がすぐそこに迫った『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、前日譚を描いた小説でも読んで備えましょう。
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source: YouTube via GeekTyrant
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