あふれ出る出展側の熱意! 初開催の「東京コミコン」レポート

あふれ出る出展側の熱意! 初開催の「東京コミコン」レポート

初開催はどうだったのか……!

12月2日~4日の幕張メッセにて開催され、スタン・リーが来日することでも話題となった「東京コミコン」。今回はその最終日の様子をレポートいたします。

予想外のスタートと豪華な出展

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一体どんなイベントなのか期待に胸を膨らませながら意気揚々と開場予定の30分前くらいに現地に到着したのですが、なぜかだかすでに開場しており、入ってみるとこの賑わい……。なんと、開場の予定が30分繰り上がっていたのでした。どうやらTwitterアカウント上で告知がされていたのですが、完全に見逃していました! 次に来る時はちゃんとTwitterも直前までチェックしておかねば……。

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『孤独のグルメ』の井之頭五郎ばりに「がーんだな…出鼻をくじかれた」ってしまった取材チーム一同を優しく迎えてくれたのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の「デロリアン」。スポーツ名鑑と紐が自動で結ばれるナイキのスニーカーも置いてあるあたりが素敵。

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その隣には『ナイトライダー』の「ナイト2000」。ワクワクするボタンだらけのインテリアはもちろんのこと、ナイトフラッシャーも光っていました。本当に一生に一度でいいから、このドリームカーに乗ってみたい!

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また、「ワーナー・ブラザーズ」のブースには、映画『ワンダー・ウーマン』やドラマ『フラッシュ』の撮影で使われた小道具とコスチュームが展示されていました。それにしてもドラマの「フラッシュ」のコスチュームはちょっとダボついているのが可愛いですよね。

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他にも映画『アイ・アム・ヒーロー』のZQNの等身大人形や、映画『ダークナイト』で使われたバットマンのスーツ、映画『ターミネーター』の「T-800」のエンドスケルトンなど様々なアイテムが展示されており、ドラマ・映画ファンにはたまらない展示がたくさんありました。

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そんな数ある展示の出展の中でも最高に興奮したのは『ブレードランナー研究会』のブース。ずっしり重くてカッコいいデッカードのブラスターのレプリカの他、「ビドフォン(テレビ電話)」なども展示。

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こちらはシド・ミードがデザインした「ポリス・スピナー」のタイヤ・カバー。なんとコミコンの開催直前にスピナーの実車を持つオーナーから突然コンタクトがあり、緊急の展示をコミコン実行委員会にかけあうも、諸般の事情で実現せず、せめて一部だけでも……ということで展示されたものなのだとか。

とにかく実車のスピナーは日本に存在するとのことなので、ぜひ来年の東京コミコンで展示していただきたいですね……!

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また展示だけでなく体験型のブースもあり、以前紹介したPDトウキョウのVRアトラクション「CIRCLE of SAVIORS」も出展されていました。コスプレイヤーが遊んでいることも多く、本当にゲームのような画になっていましたね。

フィギュアやスタチューも(ほぼ)本人が勢揃い

また、スタン・リーやジェレミー・レナーなどの有名人がサイン&写真撮影会などを行ない、さらにいろんなブースにも姿を表して会場はかなりの盛り上がりを見せていましたが、そんな豪華ゲストにも負けない本人そっくりのフィギュアやスタチューがたくさん展示されていました。

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まずこちらは、本人にそっくりでおなじみのホットトイズの製品。きっと東京コミコンにも来たかったんだけど何か事情があって来れなかったんだと信じたい(妄想です)ベネディクト・カンバーバッチの「ドクター・ストレンジ」が早速フィギュア化。似てる……!

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そして、バンダイの「S.H.Figuarts」からもドクター・ストレンジの展示。こちらはさらに激似ですよね。これでいろんなポーズをさせられて、だいたい6,000円くらいのお手頃価格なのが凄い。

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ぜひ再び日本に来てほしかった『スーサイド・スクワッド』の面々など驚異のクオリティのフィギュアが沢山飾られていました。

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続けてコトブキヤの「ARTFX+」よりドラマ版「フラッシュ」。マスク頭はまだ色が付いていないというのに、もはや本人。先程の本物のコスチュームとくらべても遜色のないダボつき具合もいいですね。今後のシリーズ展開も楽しみです。

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そっくり路線とは違いますが、マーベル最強ヒーローの一角「スクイレル・ガール」がついに「マーベル美少女」化。コミックより2倍~10倍(担当アーティストによってばらつきあり)くらい可愛くなってる!!

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ハイクオリティなスタチューでおなじみのプライム1スタジオも巨大なブースで驚くほどの数の製品を展示していました。このメーカーの製品で注目すべききはその造形のそっくり具合もさることながら、やっぱり台座!

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名作コミック『ダークナイト・リターンズ』版バットマンは、劇中に登場するミュータントがモチーフの台座デザインがイカす。

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さらに『ビーストウォーズ』版「コンボイ」は、アニメより獣っぽさが増してるだけでなく、台座には「ワスピーター」の残骸が散らばっています。劇中でもバラバラになりがちな奴だったので、ファンとしては思わすニヤニヤしちゃいますね。

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またこちらもそっくり路線とは違いますが、海洋堂の「リボルテック」より「AMAZING YAMAGUCHI」の新作となる「ヴェノム」もお披露目。驚異の可動域で、特徴的な口も恐ろしい。どことなく『血界戦線』でおなじみの内藤泰弘先生がかつてマーベルで手がけたマンガ・バリアントのヴェノムっぽいイメージもありますね。

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シンガポールのフィギュアメーカー、Comicave Studiosは劇中のイメージそのままにカウチに座った「アイアンマン」と、実際にニューヨークに設置された像そのまんまの「キャプテン・アメリカ」75周年記念スタチューを販売していました。

本場っぽさが日本にいながら味わえるアメコミ系の出展

アメコミなどで活躍するアーティストと直接交流できるアーティスト・アレイは大変な賑わいを見せており、長蛇の列ができていました。

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こちらはコミック版『トランスフォーマー』や、最近では『Scarlet Witch』のアートを手掛けた座間慧先生のブース。とにかく滅茶苦茶格好いいメカを描く要注目の日本人アーティストです。

こちらでは、イラスト集やプリント(ポスター)、コミックの原画が展示・販売され、さらにはコミッション(有料スケッチ)も行なわれていました。

実際にコミックに関わる人に自分だけの絵を描いてもらったり、実際にコミックで使われた絵を自分だけのものにするっていうのは多くのコミック・ファンにとって夢の一つであるはず。そんな夢をガンガン実現できてしまうのが、(まだ行ったことはないけれど)本場のコミコンっぽくって熱い。

また、以前インタビューをさせていただいたマーベルの副社長、C.B.セブルスキーさんはコミックのアーティスト志望者向けにポートフォリオの受け付けもやっておられました。

実はこういうポートフォリオの受付も本場のコミコンではよく行なわれており、本当に本場っぽさが増しますので、ぜひ来年も実施して欲しいですね。もしかすると、日本からまた新たなマーベルのアーティストが続々誕生するかも……?

コミック系の出展はアーティスト・アレイだけではなく、日本で邦訳コミックを出す出版社も出展していました。ジュリアン・パブリッシングのブースでは『BATMAN LOBO / LOBO AUTHORITY:HOLIDAY HELL』が先行発売。

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翻訳を担当した椎名ゆかりさんと、その翻訳を独自のテイストにアレンジ・監修したミュージシャンのPUNPEEさんもブースにいて、サインや撮影に応じファンと交流をしていました。PUNPEEさんと写っているのは、大ファンでちょっと緊張気味の編集部員。

翻訳コミック大手のShoProBooksのブースでは、8%引きセールを実施。お話を伺ってみると、かなり大盛況で、在庫補充のために倉庫と何度も往復したんだとか。実際、終了間際にはほとんど在庫がなくなっていました。邦訳コミックはネットでは買えますが、実店舗の書店には置いていないことも多いので、実際に売っているのを初めて見たという人も多かったのかも

盛況と言えば、コミック&アメトイの専門店である豆魚雷も出展しており、映画&アメコミのTシャツがかなり売れたとのこと。もはやコミコンの正装ともいうべきギーク向けの柄T(もちろん私も当日はアメコミ映画Tを着用)が売ってる辺りも本場っぽい!

他にもメインステージでアメコミ・映画系のトークショーが展開されるなど、本当にコミコンぽかった!(何度も言う)

コスプレもメシも要チェック

映画・コミックだけじゃないマルチカルチャーなイベントということもあって、本当にさまざまなジャンルの出展がありました。

中でも、いろんなカルチャーと絡んでいくコスプレにはコスプレステージイベントも開催されるなどかなり力が入っており、会場には沢山のコスプレイヤーが歩きまわっていました。手軽なものから、凄まじく凝ったものまでいろんなコスプレが見られて楽しいと同時に、これもやっぱり本場のコミコンっぽいよね!(何度も何度も言う)

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企業のプロモーションにもコスプレイヤーが多く起用されていました。こちらはストレージシステムの『Drobo』のブースで、同社のイメージキャラクターに扮したユリコ・タイガーさん。実は以前、ギズモードの兄弟メディアで大変お世話になったのですが、変わらずキュートだ!

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さらに、フードにもかなり力が入れられており、さまざまな出展がありました。今回試しに食べてみたのはこの肉寿司。食後の取材チーム一同の感想が「肉だ……」、「うん、肉だ……」と、言葉を発明したての原人みたいになるほどのプリミティブな美味しさがありました。

他にも地ビールやちゃんこ、ピザなど胸と胃が踊るラインナップで、来年は(こういうブースがあるかは不明ですが)しっかり腹をすかせて挑戦せねば!

初開催の東京コミコン

開催の直前まで出展ブースの詳細がわからないなどなど、いろんな心配があった東京コミコンですが、いざ蓋を開けてみると初開催にも関わらず非常に盛り上がったイベントだったのではないでしょうか。コミックのアーティストも来ており、あこがれのコミコンらしさも十分。

当日もゲストのサイン会&撮影会、コスプレ関連などを中心にトラブルや不便は各所で多々あったようですが、とにかく企業・アーティスト・ゲストなど出展側の多くが、全力で盛り上げてくれたおかげで面白さは何倍増しにもなっていたと思います。

また、運営側からの情報発信不足を出展側やファンが補っていったというのも、取材する側としても大きな支えになっていました。来年開催の時には、まずここから改善していただきたい。

第二回東京コミコンは、同じく幕張メッセにて2017年開催予定。アメリカに行かずともコミコンの雰囲気を味わい、旅費が浮いた分いろいろ買える楽しいイベントとしてどんどん成長していって欲しい!

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source: 東京コミコン
参考: Digimo

傭兵ペンギン

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