あ、ちょっと試してみたい。
画像編集ソフトといえば、小さくてわかりにくいボタンをポチポチ操作する面倒くさい作業…という印象がありますよね。でもクリエイティビティ業界の雄ことAdobe(アドビ)は、「声で画像を編集する」という新たなコンセプトを練っていたんです。
Android Policeが紹介した今回の技術、Adobeはそのコンセプト動画を公開しました。ひとりの男性が、タブレット端末に向かって話しかけています。
ボイスコマンドスイッチを押してから、「画像をスクウェア(正方形)にして」「左右を反転させて」「あ、今のナシ」「よし、Facebook(フェイスブック)に投稿して」などと、テキパキと操作を声で吹き込んでいきます。
見ていると、なかなか軽快そうですね。画像編集ソフトの複雑な操作体系を覚えるよりは、声のほうがむしろ早いかもしれません。
Adobe Researchチームが公開した「intelligent digital assistant photo editing」というこのコンセプト、残念ながら製品化などの予定は不明です。しかし同社は人工知能「Adobe Sensei」を発表しており、コンピューター上、あるいはクラウドを利用した自然言語の理解、コマンド操作に関する研究も進めているのです。この研究をベースに開発されるとすれば、登場するのはそこまで遠くはないのかも?
将来はキッチンで料理をしながら、声で画像を編集してSNSに投稿する…そんな日がくるのかもしれませんね。
声のPhotoshop「VoCo」は、発言のフォトショを可能にする
image by Adobe - YouTube
source: Android Police, Adobe - YouTube, Adobe
(塚本直樹)