ノストラダムスは『スター・ウォーズ』を予言していた!?

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    ノストラダムスは『スター・ウォーズ』を予言していた!?

    こちらは2015年5月4日に公開されたコタク・ジャパンの記事を編集・再構成したものです。

    フランスの占星術師であり詩人のノストラダムス。彼はフランス革命や第二次世界大戦といったことを予言したことで知られ、死後400年以上が経過した今でも、その「大予言」は研究し続けられています。

    ノストラダムスの予言は非常に曖昧な書き方をされている上に、比喩表現も多く使われています。そのことから、様々な解釈が可能です。そして、io9が慎重に精査したところ、ノストラダムスは私たちの未来を予言しただけでなく、『スター・ウォーズ』シリーズの内容も言い当てていたということが判明したらしいのです。

    では、「ジョージ・ルーカスがノストラダムスを参考にしたのでは?」や「こじつけすぎ」といった野暮なセリフは置いておいて、io9のノストラダムス・スター・ウォーズ予言説をどうぞ。なお、『スター・ウォーズ』シリーズ各作品のネタバレが含まれているので、ご注意ください。

    予言:悲惨にして不幸な共和国は新任の行政官のせいで荒廃するだろう。 (百詩篇第1巻 61より)

    スター・ウォーズでは:良心的な政治家のフィニーズ・ヴァローラムは根拠のない汚職の嫌疑をかけられ、パルパティーンにその地位を奪われました。

    予言:そのふところに。海の蛙は合意する。(百詩篇第5巻 3より)

    スター・ウォーズでは:ジャー・ジャー・ビンクスは、元老院の最高議会において、パルパティーン議長に非常時大権を与える緊急動議を提案しました。

    予言:善き者たちは協定によって狡猾に弱らせられる。(百詩篇第1巻 97より)

    スター・ウォーズでは:ジェダイ騎士団(ジェダイ・オーダー)の壊滅を目論むパルパティーンは、アナキン・スカイウォーカーをジェダイ評議会にて自分の「代言人」になるように推し進めました。

    予言:天空の事柄に関して最も学識ある人々の何人かが、 無知な君主たちによって排斥されるだろう。(百詩篇第4巻 18より)

    スター・ウォーズでは:「ジェダイの反乱」をでっち上げたパルパティーンは、「オーダー66」でクローン・トルーパーにジェダイ騎士を皆殺しにするよう命じたのでした。

    予言:その者は破壊する任を負うであろう、 神殿や宗派を。(彼は)意見を変えて... 耳に飾られた舌によって回復されるだろう。(百詩篇第1巻 96より)

    スター・ウォーズでは:パドメ・アミダラの死の予感に取り憑かれたアナキン・スカイウォーカーは、皇帝パルパティーンの「アミダラの命を救うだけの力が得られる」という口車に乗せられてダークサイドに身を投じることになります。

    そんなアナキンが、パルパティーンから受けた初の命令は、ジェダイ聖堂でジェダイ騎士を皆殺しにするというものでした。

    予言:偽りの自由は角笛と大声とによって(布告される)だろう。(百詩篇第6巻 22より)

    スター・ウォーズでは:銀河元老院を前に、パルパティーンは次のように宣言します。

    「安全を確保し、安定を維持するため、共和国は史上初の銀河帝国として再編される。安心かつ安全な、次の一万年の社会のために!」

    そこでアミダラは次のように呟くのでした。「自由は死んだわ......万雷の拍手の中でね」

    予言:指導者は逃げ、葦原の沼地に隠される。(百詩篇第1巻 19より)

    スター・ウォーズでは:皇帝パルパティーンに敗北したジェダイマスターのヨーダは沼地が広がる惑星ダゴバと逃げたのでした。

    予言:打ち倒された不幸な者が悲嘆に暮れて死ぬだろう。(百詩篇第5巻 18より)

    スター・ウォーズでは:アナキンの裏切りにより心を砕かれたパドメ・アミダラは、ルークとレイアの双子を産んですぐに命を落とします。

    医療用ドロイド曰く、彼女は医学的には健康そのものだったにも関わらず、生きる希望を見失ってしまい亡くなったのでした。

    予言:汝らは遅かれ早かれ見るであろう、大きな変化と 極度の恐怖、そして復讐が生じるのを。月がその天使に導かれると、天は傾き (のなくなる時代) に近づく。 (百詩篇第1巻 56より)

    スター・ウォーズでは:帝国軍の恐怖時代はデス・スターの建築とともにあります。このデス・スターは、ノストラダムスの言う所の「月」と考えられます。

    同様に、天使は「主の使者」を意味することがあることから、ノストラダムスの「月がその天使に導かれる」とは、ベイダーの直属の部下でありデス・スターの司令官であるグランド・モフ・ウィルハフ・ターキンによって導かれているということを意味しているのです。

    そして、これら一連の流れが結果的にフォースにバランスをもたらすことになります。

    予言: 衝突に先立ち、大きな壁が崩れるだろう。(百詩篇第2巻 57より)

    スター・ウォーズでは:ホスの戦いで、ダース・ベイダーの直属の部下であるマキシミリアン・ヴィアーズ将軍はAT-ATに乗り、反乱同盟軍のシールド発生装置を爆破しました。

    予言:いざ戦おうとして敗北するだろう。 敵軍の指導者が勝利をつかむだろう。 しんがりは防衛するだろう。 負傷者や死者は白い土地に。(百詩篇第4巻 75より)

    スター・ウォーズでは:シールド・ジェネレーターを破壊し、帝国軍はホスの反乱同盟軍を皆殺しにかかります。しかし、間一髪の所で同盟軍は軍を撤退させることに成功。

    しかし、死者や負傷者の発生は免れることはできなかったのです。帝国軍に激しい攻撃を受けた反乱同盟軍の戦士は「白い土地」つまり雪と氷のホスに倒れたのでした。

    予言:大きな危険を冒して囚人が逃がれ、 間をおかず貴人が、― 運命が変わって ― 宮殿で民衆に捕らえられるだろう。 吉兆によって都市は攻囲される。(百詩篇第2巻 66より)

    スター・ウォーズでは:バウンティハンターに変装したレイア姫は、カーボンフリーズされたハン・ソロの救出に成功します。しかし、脱出する一歩手前で、彼らはジャバ・ザ・ハットに捕らえられ、彼の宮殿に投獄されてしまったのでした。

    予言:金髪は鷲鼻と対決することになるだろう(百詩篇第2巻 67より)

    スター・ウォーズでは:ルーク・スカイウォーカーはライトセーバーを使った戦いで、父親であるダース・ベイダーを負かします。

    予言: 帝国の変化が到来する前に まさしく驚倒すべき事件が起こるだろう。 (百詩篇第1巻 43より)

    スター・ウォーズでは:皇帝パルパティーンがルークに電撃を食らわせ殺そうとします。ルークは父親であるダースベイダーに助けを求めます。

    父性に目覚めたベイダーは、息子を助けるために、パルパティンを抱き上げてデススターのリアクター・シャフトに突き落とすのでした。

    予言:憐憫と寛容を備えた稀代の君主が死によって大いなる知識を変えに来るだろう。 (百詩篇第7巻 17より)その死の後に大いなる驚異が目撃されるだろう。(百詩篇第3巻 86より)

    スター・ウォーズでは:憐憫と寛容を備えた稀代の君主とは、ダース・シディアスの祭壇奉仕者であるダースベイダーのことをさしています。

    シディアスの死後、ベイダーは息子であるルークに、自分を置いていくように伝えます。しかしルークはそれを拒否し、「父さんを助けなければ」と言うのです。父親としての顔を取り戻したベイダーは「お前はもう救ってくれたよ」と答えます。

    そして、帝国軍を打ち負かした後に開かれた祝賀会で、ルーク・スカイウォーカーは半透明のベン・ケノービとヨーダ、アナキン・スカイウォーカーの3人を見たのでした。
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    Mark Strauss - Gizmodo io9[原文
    image: Vimeo
    source: ノストラダムス wiki:ノストラダムスの大辞典

    中川真知子