先祖返りか若返りか。バイノーラル録音ができるイヤホンマイク

先祖返りか若返りか。バイノーラル録音ができるイヤホンマイク

全天球コンテンツを撮るときには必須、となってくれるといいな。

VRが花開いてからほぼ1年。つまりは2年めの現在。HMDは増えてきたし人気だし、全周囲全天球の映像が撮影できるカメラも充実してきました。でも、何か忘れてはいませんか。そう、VRコンテンツの制作に適した立体音響録音用のマイクがあまり見当たらないんです。

ゼンハイザーは昨年、「AMBEO VR MIC」という4ch 3Dマイクをリリースしました。1本で全周囲の音を録り、ソフト上でVR映像とマッチする立体音響データに変換することが可能なシロモノです。コイツに続いて今回のCES 2017で試作機が発表されたのは、バイノーラル録音が可能なイヤホンマイクです。スピーカーではそれなりに、イヤホン/ヘッドホンで聴くと鳥肌が立つほど立体感のあるリアルサウンドを聴くことができるバイノーラル録音は、VR HMD&VRコンテンツが注目されているいま、同様に脚光を浴びています。

バイノーラル録音をする場合、本来ならば高価なダミーヘッドを用いたマイクを使うのがスタンダードとされていました。

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こんな、悪夢チックなマイクを。しかし、イヤホンマイク型であれば安価で録音が可能です。ゼンハイザーの試作機もまさにそれ。ハウジングの外側にマイクが組み込まれています。イヤーフックも頑丈そうで、セッティングが楽そう。

いいね! をダブルクリックしたいところなのですが、実は古くからあるアーキテクチャだったりして。人間の耳が捉える音をそのまま録りこむという目的において、マイクの形状は完成形なのかもしれません。

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既存製品との大きな違いは、スマートフォンとのデジタル接続に対応しているところ。アクションカムや全天球カメラで撮影する際、スマホ&このマイクで音声も録音。映像編集ソフトでデータをマージすると、コンテンツの質が1段も2段もグレードアップしたかのように感じるでしょう。あとはカチンコの音の波形を見て、映像/音声データの頭出しをした上でMIXしてくれるアプリさえ出てくれれば、大化けするかもですな。

CES 2017:
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image: Sennheiser, futureofstorytelling
source: Christina Warren - Gizmodo US[原文
(武者良太)

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