宇宙から電気が降ってくる。ワイヤレス給電に本気で挑戦する日本人の物語

宇宙から電気が降ってくる。ワイヤレス給電に本気で挑戦する日本人の物語

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夢に見ていた未来が来る。

当たり前すぎて意識もしませんが、現代社会は「電気」がなければ機能しません。スマホだって、ゲームだって、パソコンだって、電気がなかったらただの金属の塊。我々は電気にとてつもない恩恵を受けているのです。

そしてその電気が、宇宙からワイヤレスで降ってくる時代になったら…。そんな想像もつかない未来への挑戦が、IBMのWebメディアMugendai(無限大)で紹介されていました。

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京都大学教授で、経済産業省委員も務める篠原真毅さんが挑戦しているのは、宇宙に「太陽光発電衛星(SPS=Solar Power Satellite)」を打ち上げ、マイクロ波で地上に電気を送り込むという壮大な計画。これが実現すれば、エジソン以来使われ続けてきたコンセントやケーブルは不要になり、「電気は宇宙からワイヤレスでやってくる」時代になるそうなんです。

いやはや、聞いただけで鳥肌モノの未来ですが、ちょっと疑問点もあります。まず第一に「なぜわざわざ宇宙なの?」ということ。太陽光発電なら地上に作ればいいじゃん、と思いますよね。

しかしそれこそがSPSのスゴイところ。宇宙空間にあることで、24時間直射日光を浴び続けられるのが最大の強みなんです。実は地上のソーラーパネルって、夜はもちろん天候の影響も受けることから、1日で発電できる時間は日本で平均14~15%程度なんですって。

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気になる実現時期ですが、経済産業省やJAXAによる目標は2045~50年頃とのこと。まだちょっと先だなぁと思っちゃいますが、篠原教授はその前に、IoT時代に適したワイヤレス給電技術の確立も目指しているそうですよ。

その一例として挙げられたのが、スマホのワイヤレス充電。マイクロ波のビーム空間のなかにいれば、ポケットの中のスマホが勝手に充電されるなんてことができるんですって。便利すぎる!

他にも、ゴルフ場ほどの大きさがある衛星を宇宙でどう作るのかや、コストの問題、SpaceXのイーロン・マスクやAmazonのジェフ・ベゾスへの思いも語られた篠原教授のロングインタビューはMugendai(無限大)からぜひお楽しみください。

source: Mugendai(無限大)

(渡邊徹則)

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