手軽テクノなアレが復活ッ!
「Stylophone(スタイロフォン)」は、1970年代にイギリスのDubreq社から発売された小型の電子楽器。元々は子供向けのトイ・シンセでしたが、その独特のサウンドからプロのミュージシャンにも愛され、デヴィッド・ボウイが楽曲『Space Oddity』のレコーディングに使用したことで人気は飛躍的に向上しました。
というのがスタイロフォンのおおまかなヒストリーで、オリジナルの発売以降も何度か復刻されています。そして、最新版「Stylophone GEN X-1」がDubreq社より発表されたという次第です。
こちらは米Gizmodoが取り上げたStylophoneによる動画。
スピーカー搭載&バッテリー駆動はもちろん、従来のモデルに比べ非常に細かいエディットができるようになっています。フィルターや、エンベロープセクション、二種類のLFO、そして3ツマミからなるディレイを搭載! フィルターと組み合わせた強烈なフィードバックは絶対楽しいやつですよ。
こちらはmaromaro1337による、Stylophone S1(復刻版)の演奏。ツマミの数は大きく違いますが、これだけ遊べて4000円くらいで販売されています。
また、サウンドだけでなく独特の筐体デザインもスタイロフォンの愛され特徴。基盤むき出しのような鍵盤や大胆な編み目スピーカー(最新版は面積減ったけど)は、鍵盤楽器とはまた違った演奏感があります。学研のSX-150にも通ずるワクワクですね。
「Stylophone Gen X-1」は2017年1月19日より開催される世界最大の楽器ショーNAMM 2017でも展示予定。発売は今年5月頃、価格は70ドル付近と見られています。
・段ボールで自作モジュラーシンセ(フランス人による日本語解説つき)
・時代を彩るアウトライン。ビンテージシンセサイザーの塗り絵本が発売
image: Gizmodo
source: Gizmodo, YouTube 1, 2
(ヤマダユウス型)