Pebbleファンに光明かも? Fitbitがまたもや別のスマートウォッチメーカーを買収

Pebbleファンに光明かも? Fitbitがまたもや別のスマートウォッチメーカーを買収

もしや本気でスマートウォッチの開発へ?

iPhoneにしても、iPadにしても、Appleは、すでに存在していたスマートフォンやタブレットの市場へ後発で参入し、そこからヒットに火をつけました。ですから、Apple Watchでスマートウォッチ市場へ乗りこんできたときも、これで大ブレイクは間違いなし? そんな期待感で高揚したのもいまは昔でしょうか。

このところスマートウォッチをめぐっては、あまり振るわない話題ばかり流れてきます。IDCの調査レポートでは、前年比50%減のペースの出荷台数で、残念ながら、急速に市場は縮小中。なにより人々を驚かせたのは、根強いファンも少なくない老舗スマートウォッチメーカーのPebbleが、経営難から身売りせざるを得なくなったニュースでした。その独特の製品ラインが消えていくことを惜しむユーザーは少なくありません。

【Pebble買収】FitbitがPebble買収を正式発表

まだPebbleが完全消滅したわけではないかもしれません。とはいえ、Pebbleを手中に収めたのは、スマートウォッチというよりはフィットネストラッカーのメーカーで知られるFitbitであったため、まさかFitbitが、これからスマートウォッチ市場へPebbleブランドを引き継いで本格参入してくるわけでもないしな〜。

そんな見方多く出ているなか、このほどFitbitは、新たなスマートウォッチメーカーのVector Watch買収すると発表しました。Venture Beatが報じています。このVector Watch、日本ではほとんど知られていませんが、実はそのファッショナブルかつ斬新な性能から、欧州で注目を集めているそう。

ルーマニアに開発拠点を定め、ロンドンに本社があるVector Watch。同社のモデルは、いずれもゴツいデザインではなく、普通のファッション腕時計のような外観が特徴的です。しかもバッテリーは、フル充電から1カ月はもつ耐久性能を備えているとのこと!

Vector Watchの開発チームおよびソフトウェアプラットフォームが、フィットネストラッカーの分野でトップを走るFitbitに統合されることをお知らせできるのは喜びです。これからVector Watchが有するユニークな技術とFitbitの世界的な知名度を組み合わせつつ、新たに革新的な製品や機能を開発していくうえで、この発表は大きなターニングポイントとなることでしょう。

今回のFitbitによる買収を、Vector Watchはこんなふうにアナウンスしています。どちらかというと悲壮感も漂ったPebbleの身売り先決定発表とは異なり、Vector Watchは、今後のFitbit傘下での魅力的な新製品開発、さらなる成長への期待感を前面に出してきたことが、関係者の驚きを誘ってもいるんだとか。えっ、Fitbitは、Pebbleに続いてVector Watchまで買収して、これから本気でスマートウォッチ開発にも力を入れるの…?

Fitbitが手中に収めたPebbleとVector Watchには共通点も多いようです。どちらのスマートウォッチも、AndroidとiOS両方をターゲットにし、30日は充電不要のまま使い続けられるロングバッテリー性能を備えています。

あくまでも今後のことは、まだ憶測にすぎませんけど、双方の技術資産を手に入れてFitbitが挑めば、驚くようなフィットネストラッカーとスマートウォッチの新たな融合スタイルができあがってきても不思議ではないでしょう。今後のFitbitの動向から、目が離せなくなりそうです。

もっと読む:スマートウォッチは消えていく? Apple WatchとPebbleの苦戦からみえる未来とは

image by Pebble
source: Venture Beat, Vector Watch

(湯木進悟)

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