気持ちいいほどぴったりに。
あれ、こんなに大きなものを注文したかしら...なんて考える間もなく、小さな商品を大きな段ボール箱から取り出すのは、もはや当たり前のような時代。
特別大きなものを頼んで巨大な段ボール箱で届けられるなら話は別だけれど、やっぱりもったいないと感じる人は少なくないのではないでしょうか?
そんなもったいないを解消すべく登場したのは、中身の大きさに応じて最小限のサイズの段ボール箱を自動で作ってくれる「Slimbox」というマシン。このほど、New Atlasによって紹介されました。

ルックスはなんとなく空港にありそうな機械にも見えますが、段ボールを挿入すると、レーザーカッターで切り込みを入れながら、折り目を作ってくれます。あとは折り畳むだけで、ジャストフィットな段ボール箱にカスタマイズ完成。無料のアプリを連動させて使うんだそうです。
それでは実際に動いている様子を、Slimboxのプロモーション映像でどうぞ。
また必要であれば、ちょっと大きめにカットしたり、段ボールを二重に折り重ねれば割れ物を詰めても頑丈にすることもできるそうです。

必要最低限の大きさに段ボールをカットできるのは魅力的ですが、ひとつ弱点を挙げるならば、1枚の段ボールから最低限のサイズに切り出すので、カットされた段ボールの余った箇所は結局ムダになってしまいます。
また、なかなか家庭では機械を使いながら物を段ボールに梱包する機会はありませんが、業務用としての活躍は見込めそうです。その場合、カットした段ボールをひとつひとつ組み立てる作業は必要になりますけど...。
現時点では価格は公開されておらず、先行注文は受付中で今年の9月には届く見込み。オーバーサイズな段ボールボックスが時代遅れになるときは、少しずつ近づいているのかもしれませんね。
image by Slimbox, Slimbox - YouTube
source: Slimbox, New Atlas, Slimbox - YouTube
Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文]
(Rina Fukazu)