くわーかっこいー!
ミュンヘン近郊のアウトバーンでフォルクス・ワーゲン「Passat」の男性(47)が運転中に意識を失い迷走し、異変に気づいた「Tesla Model S」が前に割り込んで減速して停止させ命を救うという、信じられないような事故がありました。ドイツメディアTZの報道を米メディアElectrekが伝えています。
Passatはガードレールに何度もぶつかってるのに減速する気配もなく、そのまま高速で走っていました。おかしいと思ったModel SのManfred Kickさん(41)が中を覗くと、なんとドライバーは意識を失っているではないですか。このままでは死んでしまうと思ったKickさん。とっさの判断で体当たりを決断したようです。
バンパー同士を衝突させて徐々に減速し、なんとか車は停止。Kickさんが応急手当に当たる間、通りがかった市民が警察に通報し、男性は病院に運ばれてゆきました。病名はわからないのですが、16日の警察の発表によると、容態は安定しているとのことです。よかった~。
気になるのは車の損傷ですが、傷んだのはPassatのフロントバンパー、Model Sのリアバンパーで、警察の見積もりでは修理に計1万ユーロ(約121万円)かかるとのこと。
米国にこのニュースが届くと、さっそくTeslaのイーロン・マスク氏が修理費を全額拠出することを発表しましたよ。よっ太っ腹。
In appreciation, Tesla is providing all repair costs free of charge and expedited. https://t.co/D68HNJcCoQ
— Elon Musk (@elonmusk) February 15, 2017
top image: Feuerwehr Munchen/Facebook
source: TZ, Electrek, Twitter
参考: Jalonik, Mashable, Merkur
(satomi)