争いの繰り返される世界を描くエモい短編アニメ『Far The Days Come』

争いの繰り返される世界を描くエモい短編アニメ『Far The Days Come』

鹿の静かな疾走が胸に刺さります。

インドのゲームアート、アニメーション制作会社Pencillatiが公開した短編アニメーション作品『Far The Days Come』は、抽象的なイメージを重ねながら、争い、奪うことに終わりのない世界が描かれた作品。

アニメーションならではの白黒の描写と美しい音楽、そしてあえて明言はしない表現の魅力に、何度も繰り返し再生してしまいます。

Pencillati Studiosが作品に付けたキャプションと一緒にご覧ください。

木が倒れ、冷たい無名の地で男は火を見つけた。
火は男を助け、彼に快適さをもたらした。
時は流れ、木は倒れ続け、満ち足りた人々はさらなる快適さのために未知の土地土地で火を放った。
こうして世界は一巡した。

Vimeo『Far The Days Come』より翻訳

何も知らない鹿と、戦場に赴く兵士たちの瞳が印象的です。

Pencillatiはコミカルなキャラクターを用いた仕事を多く請け負ってきたスタジオのようですが、今回の短編アニメによって、いわゆる「雰囲気ゲー」方向でも活躍できる実力を示しました。動画共有サイトがすっかり一般的になったおかげで、プロ集団の本気の自主制作を気軽に見ることができる素敵な時代です。

image: ©︎ PENCILLATI STUDIOS / 2017 via Vimeo
source: Vimeo, Pencillati

勝山ケイ素

    あわせて読みたい

    powered by