コングvsジャクソン!?
ゴジラとの対戦も決まっている、霊長類最強の怪獣を描く映画『キングコング:髑髏島の巨神』。
今回はそんなコングと対峙する軍人パッカードを演じる俳優、サミュエル・L・ジャクソンにインタビューして参りました!


── 『キングコング:髑髏島の巨神』への出演を決めた理由はなんでしょうか?
サミュエル・L・ジャクソン(以下、ジャクソン):こんな映画への出演を断るわけがない。だってキングコングの映画だぜ、それ以上の理由はないだろ! 子どものころ、怪獣映画が大好きだったしね。

── 若手であるジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督との仕事はいかがでしたか?
ジャクソン:彼は本当に幸運だ(笑)。自分が何をすべきかをよくわかっている経験の豊かな俳優がそろって、互いに協力しながら、この作品での人間ドラマを形成している。だからこそ、彼はVFXの演出に集中できたと思う。「(CG合成のために)そこに立ってくれ。今度はこっちに行ってくれ」といったような指示に対して、「その生き物のサイズは? スピードは?」といった的確な質問をしていった。合成ではそういうことを気にしなきゃいけないからね。俺たちはそういうことに詳しいんだ。



── 撮影の際、怪獣たちがどんな見た目なのかがわかった状態で演技できたのでしょうか?
ジャクソン:ジョーダンは初めて会った時に、怪獣の絵が入った本みたいなものを持っていて、それを事前に見せてもらっていた。スカルクローラーはまだ検討中みたいな状態ではあったけど、他の怪獣たちはだいたい完成形だったと思う。



── 登場する怪獣たちの中で、一番気に入ったのはどれでしょうか?
ジャクソン:鳥っぽい怪獣(リーフウイング)だな。どこからともなくやってきて襲いかかってくる。完成した作品を見るまではわからなかったけど、やつのシーンは本作の中でも最高にショッキングだ!
貫禄とオーラにあふれる雰囲気ながら、ユーモアたっぷりなお方でした。
特に怪獣映画には思い入れがあるようで、同時に取材を行っていたインタビューアーが質問で「モンスター」という言葉を使ったことに対して、「キングコングは俺の中ではモンスターではない。モンスターは理由なく破壊を繰り返すけど、やつは違う。人間が彼にちょっかいを出すまでは何も問題はなかったんだ」と語っていたのが非常に印象的でした。
とはいえ、本作ではそのユーモラスさは完全に封印し、打倒キングコングに燃える軍人として、次々に襲いかかってくる怪獣たちにも負けない迫力を発揮しています。
はたして人類とコングの対決はどうなるのか? そして、サミュエル・L・ジャクソンの決め台詞である「マザファッカ」は登場するのか……!? ぜひ劇場でご覧ください!

『キングコング:髑髏島の巨神』は3月25日(土)3D/2D/IMAX ロードショー。
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source: YouTube, 映画『キングコング:髑髏島の巨神』オフィシャルサイト
(傭兵ペンギン)