もう何なのVR、可能性ありすぎ。
ゲーム以外にもその応用法を広げているVR。The Next Webによると、イギリスの病院King's College Hostpitalは、子どもにMRIを体験してもらうためのVRアプリ「My MRI at King's」を開発しました。
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アプリはの内容は、360度のVR映像のなかで、MRIの技師が「MRIとは何なのか? どういう仕組なのか?」などを説明しながら、マシンの中に入るのを体験ができるというもの。
実際のMRIを受ける前に子どもたちに馴染んでもらうことで、当日の受診をスムーズに終えることが狙いのようです。なぜ子ども向けかというと、MRIはスキャンが終わるまでじっとしていないといけないんですね。しかも独特の電子音が鳴ります。この中でじっとしているのは、初めての子どもにはなかなか難しいんです。
病院の公式ウェブサイトでは次のように説明されています。
VRテクノロジーによって、子どもたちはMRIスキャナーの内側にいるかのように感じることができ、実際のスキャン当日がどんな風に進むのかを知ることができます。
子どもたちは、スキャンの間に聞こえてくる大きなタッピング音になれることができます(この音はスキャナーコイルの電流がオンオフと切り替わるため起きます)。またスキャンの間は、じっと動かずに待たないといけないことも学習できます。
子どもたちにとってはMRIは怖いものにもなりえます。中にはスキャンを終えるために全身麻酔を必要とする子どももいます。
ええー全身麻酔ですか...それがVRで予習することで必要なくなるのであればかなりありがたいですね。
デート、楽器練習、アダルトコンテンツ(匂い付)と世界中の人々がその利用法を拡大させているVRですが、まさかの子ども向け医療(準備)ツールの登場となりました。
・ビフォーアフター。VRで20kg以上も痩せた男
・ニオイの体系化に挑む研究。これでVRもますます捗る?
image: Google Play
source: The Next Web, King's College Hospital
(塚本 紺)