画像ソフトでちょちょちょい。偽IDを作るのは、けっこう簡単かもしれない…

画像ソフトでちょちょちょい。偽IDを作るのは、けっこう簡単かもしれない…

だめでしょうもん。

ID、身分証明書。その名のとおり、自分の身分=本人であることを証明するモノで、運転免許証やパスポート、住基カードなんかがそれに当てはまります。日本ではIDチェックされることはそう多くありませんが、アメリカでは日常茶飯事。お酒やタバコの購入、注文、クラブの入店など、ID見せろと言われることが頻繁にあります。

そうなれば当然あるのが偽IDビジネス。クラブに行きたいお酒を飲みたい10代の間では、あらゆるコネや手段で偽IDを手に入れようという動きがあります。ただ困ったことに、将来的には今よりずっと簡単に偽IDが手に入ってしまうかもしれず…。

ネタ元のPLOS Oneに掲載されたヨーク大学研究チームの発表は、身分証明書に欠かせない証明写真について。研究では2人の異なる男性の写真を、Psychomorphと呼ばれる画像編集ソフトウェアを使い、ミックスしています。

下の画像の、1番左の男性と1番右の男性、その間にあるのは2人をミックスした顔。右に行けばより右の男性に、左に行けばより左の男性の色が強くなります。真ん中の1枚、50%ミックスの画像は、つまり左の男性でもあり、右の男性でもあるわけです。

1 画像ソフトでちょちょちょい。偽IDを作るのは、けっこう簡単かもしれない…

これらの画像をパスポート画像とし、28人のボランティア被験者に本物か偽物かを判断してもらいました。結果は、50%ミックスの画像に対し、68%の人が本物の証明写真(つまり、50%の顔の人間が本当にいる)と回答。この中に偽物がありますと知らせたうえでも、まだ21%の人が50%ミックス画像を本物と答えました。人間だけじゃありません、スマートフォンの顔認識ソフトだって、4回に1度は本物だと認識しました。(関連記事:新鋭「Galaxy S8」の顔認証、スマホに表示した顔写真で突破可能だと判明

研究チームは、50%ミックス画像に対する信用度は「驚くほど高い結果」だとして、この偽画像を証明写真として使えば、1つで2人分の書類を作ることができる可能性があると指摘しています。

研究はあくまでもパスポートの証明写真におけるなりすましについてなのですが、悪いヤツってのは鼻がきくもんでね。偽IDビジネスマンたちがこれを応用する日も、そう遠くないかもしれず…。ダメ、ぜったい。

images: PLOS One
source: PLOS One

Rae Paoletta - Gizmodo US[原文
(そうこ)

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