Googleの人工知能が見る「Deep Dream」の悪夢にようこそ…。
Googleでは、写真の分類や識別を機械的に行なうために人工ニューラルネットワークによる機械学習の仕組みを使っています。例えばGoogleフォトのアプリでは、友達や家族など、特定の人物の顔を自動的に認識して分類してくれたり、「海」や「ケーキ」というワードで検索をすると写真ライブラリからピンポイントで該当する写真を識別して表示してくれます。
その人工ニューラルネットワークを利用して「悪夢」のような画像を生成するのが人工知能「Deep Dream」。画像内で、「人工知能が知っているパターンに近い何か」を検出したら、その部分をフィードバックループで繰り返し表示して、強引に悪夢のような画像を生成するというもの。壁のシミをずっと見ていたら、何か変なものに見えてきた…という経験があるかと思いますが、Deep Dreamはそれを膨大なデータをバックグランドに歯止めがきかないくらい「やっちゃってる」のです。
そんなDeep Dreamによって作られたぶっ飛んだ映像が登場しました。以前、映画のワンシーンをDeep Dream化したらまさに悪夢そのものだったという記事をお伝えしましたが、今回の映像もかなりキテます。
こちらはartBoffinより、エンジニアでアーティストのAlexander Rebenがアメリカの画家ボブ・ロスによるテレビ番組『ボブの絵画教室』の映像を悪夢化したもの。非常にエキセントリックです。の、脳が溶ける…。
こちらはBob Rossより、悪夢化された映像の元動画に近いもの。
本人はいたって真面目に絵画をしているはずが、ぶっ飛んだキメキメの人になってしまいました。頭部がライオンっぽい何かに変換されちゃったりして、ボブがちょっと気の毒です。
・ディープラーニングって 何? グーグルの研究者に聞いてみた
image: Vimeo
source: Vimeo, YouTube, Alexander Reben
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(mayumine)