この頃、ベリンガーのアナログ攻めが止まりません。
「Deepmind 12」でアナログシンセ界に打って出てきたBehringer(ベリンガー)が、Minimoog Model Dのクローンを作っているいう噂は数カ月前からありました。そして先日開催された電子楽器の祭典「Superbooth17」にて、ついにその姿とサウンド、そして価格が明らかとなったようです。
こちらはSynthtopiaが取材した映像。
MoogのMother 32を思わせるユーロラックモジュールサイズで、映像ではDeepmind 12のシーケンサーで制御しています。回路設計はオリジナルのMinimoogに基づいており、キレのあるレゾナンスと厚みのある電気サウンドは確かにDのそれです。
こちらはAsk.Audioが取材した映像。
背面にあったCV/GATE端子はパネル上面に配され、パッチングしてくれと言わんばかりの並びになっています。さらにMIDI端子の左にはUSB2.0が用意されているので、DAW経由で鳴らすこともできそうですね。
で、価格は399ドル(約4万4000円)とのこと。ということはDeepmind 12と合わせて買っても復刻Minimoog Model Dよりお値打ちなんですよ。これはちょっとやばい。そりゃ鍵盤やホイールの感じが違うのでプレイングまで再現とはいきませんが、普段使いのMIDIキーボードで鳴らせるMinimoog音源と捉えればサイズも音もグッジョブベリーナイスなのでは? 無論、モジュラーシンセ的な使い方もアリ。
発売日については数カ月以内を予定しているとのこと。これがヒットすればシンセメーカーBehringerとしての大きな一歩となりそうです。
・Behringer初のシンセサイザー「DeepMind 12」、HololensによるAR操作のデモ映像が公開
image: YouTube
source: YouTube(1・2)
(ヤマダユウス型)