Amazon Echoで音声通話が可能に。これってある意味「Lモード」?(ただし音声操作の)

Amazon Echoで音声通話が可能に。これってある意味「Lモード」?(ただし音声操作の)

音声アシスタント+固定電話に。

先日Amazon Echoシリーズに、スクリーンとビデオ通話機能付きの「Echo Show」が発表されましたね。でもその影でひっそりと、既存のAmazon Echoにも重要なアップデートが行なわれていました。しかもEcho Showに先駆けて、今すぐ新たな機能が使えるんです。

以前より噂されていたその機能は「Alexa Calling」といい、Alexa搭載端末同士で音声通話が行なえます。つまり、Amazon Echoは(だいたい)固定電話としても使えるようになったんです。電話をかけるときは、Amazon Echoに音声で「call ○○(○○に電話して)」と言えばOK。連絡先の登録は、Alexaアプリから行ないます。逆に電話にでるときは「Answer the call」と言うだけです。電話の相手はAmazon Echoだけでなく、スマートフォンのAlexaアプリでも大丈夫です。留守電代わりにメッセージを残すことも可能。そして通話料金はもちろん全部無料です。

タダだろうがなんだろうが、今さら固定電話とか要らない!と思われるかもしれません。でも実際私の自宅のEchoを通話に使ってみたところ、Echoは基本的にスピーカーで音を出力するので、電話というよりは電話会議のような感じになります。たとえば自宅で食事中にふと実家に電話したくなったとしたら、いちいちスマートフォンを取りに行ったり、かばんから取り出したり、顔のそばで持ったりする必要もなく、Amazon Echoに聞こえるように「お母さんに電話」とか言うだけでいいんです。大げさに言えば電話の相手と空間ごとつながる感じがあります。ビデオ通話のできるEcho ShowならFaceTime以上に臨場感があるかもしれませんね。

以下はCNETが行なったAlexa Callingのデモ映像。

TechCrunchによれば、Amazonがコミュニケーションサービスを手がけるのはこれが初めてではありません。2016年には法人向けビデオメッセージングアプリのBiba Systemsを買収し、その機能を「Amazon Chime」として提供しています。また2012年には、Kindleユーザー向けのメッセージングサービスも発表していました。ましてAmazon Echo/Alexaは今Amazonとしても力を入れているプラットフォームなので、そこにコミュニケーションサービスを載せてきたってことは、あとあと大きな意味を持ってくるのかもしれません。

かつてiモードの固定電話版ってことで「Lモード」っていうサービスがありまして、固定電話とかFaxマシンの上でポチポチメニューを選ぶと天気予報が見られたりしたんですが、2010年にサービス終了していました。でもAmazon Echoで通話ができるようになると、「電話端末で、簡単な操作で、いろんな情報が得られる」環境ができるんですよね。ある意味Lモードの理想がここに来て実現されるような気がして、ちょっと胸熱です。

またTechCrunchは、この通話機能はAmazon EchoユーザーだけでなくAlexaアプリだけでも使えることも指摘しています。これまでAlexaアプリはAmazon Echoを使うための設定用リモコンみたいな感じだったのですが、これによってスタンドアローンのアプリとしての意味を持ち始めることになったんです。

とはいえ、まだまだいろいろと妄想混じりのポテンシャルでしかありません。たとえば電話ってことは、たとえば救急車とかもこれで呼びたい気もしますが、今のところ「911」(日本でいう110、119番)にかけたりはできないようです。そしてそもそもAmazon Echoは日本で売られてもないので、早く日本上陸してほしいですね。

タッチスクリーン搭載! Amazonの「Echo Show」誕生です

image: Gizmodo US
source: Amazon, TechCrunch
reference: CNET / YouTube

(福田ミホ)

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