映画『エイリアン:コヴェナント』の舞台裏映像。3Dプリンターが大活躍
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映画『エイリアン:コヴェナント』の舞台裏映像。3Dプリンターが大活躍

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輪切りのエイリアン卵はまるで芸術品。

映画『エイリアン』の前日譚にして『プロメテウス』の続編『エイリアン:コヴェナント』。今回もまたTestedのアダム・サヴェッジが、シドニーの現場から屋外セットや小道具の制作裏話などを紹介してくれました。

まず現れたのは外のセット。周りにスタッフや撮影車両があっても気味が悪いと感じさせるほどの完成度ですね。リドリー・スコット監督はCG合成よりも実物を好むため、セットは巨大になるのだそうです。これは役者たちにとってもより現実的な演技ができるというメリットがあります。仮に画面に映らない場所があっても、とりあえずデカく作っておけば大は小を兼ねるという考え方なんですね。

SFXスーパーバイザーのニール・コーボールド氏は、これまでに監督と6つの作品を共にしているとのことで、その経験から監督が突然閃いたアイディアにも対応できる柔軟さを身に着けたとおっしゃっています。

続いて小道具の部署。ここにはファイバーグラス製のエイリアン卵が並び、棚の上にはフェイスハガーもあります。尻尾の各パーツは3Dプリントされた後に合体させるため、自由に動かせるようです。

スライスされたエイリアン卵は、ガラス彫刻みたいで美しいですね。これもいくつかのパーツにわけて3Dプリントし、あとで組み立てます。もし原型から型抜きをして、透明な素材でキャスティングをするとなると困難を極める作業なのですが、3Dプリントならもっとお手軽で早く生成できるのです。

同じくTestedでは、3Dプリントを多用して作られた宇宙服も紹介されています。腕の関節がベアリングで回転するアイディアはとても秀逸。潜水服から着想を得たという開発秘話も飛び出します。

コスチューム・デザイン担当のイェイツさんによると、映画『オデッセイ』と同じクオリティーを保ちつつ、前作『プロメテウス』とも違う2種類の宇宙服をゼロから創造する苦悩があったようです。

ヘルメットも役者が窒息することなく顔にも照明が当たり、音声を拾えるものを作成。監督のスケッチからコンセプト・アーティストと衣装担当がやり取りをし、これまた素材の選定から試作品を作るのも大変な作業なのだとか。

以前にはエンジニアの船のセットを訪問し、銃火器や血糊といった小道具類も紹介してくれましたが、どれも一般人にはなかなか見られない貴重な資料です。今後もまた新しい取材映像がでてくるのでしょうか?

映画『エイリアン:コヴナント』は2017年9月15日(金)に全国公開です。

映画『エイリアン3』の貴重なリハーサル映像。デヴィッド・フィンチャーの声も!

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岡本玄介

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