新型「ThinkPad X1 Carbon」レビュー:使うほど好きになる…安定パワフル性能の薄型ThinkPad

新型「ThinkPad X1 Carbon」レビュー:使うほど好きになる…安定パワフル性能の薄型ThinkPad

いま買えるWindowsのベストマシン!

ノートPCに求めるものって、なに? スリムでスタイリッシュに持ち歩くこと? オシャレなデザイン? それとも、とにかく安いこと? しかしながら、このいずれにも当てはまらないのに、それでいて人気を誇るモデルがあるんですよね。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 1

「ThinkPad」のロゴにブラックカラーのゴツいノートPC。このマシンを抱えていると、多くの人々が懐かしそうに声をあげてくれます。あっ、それは私が最初に使ったコンピューターだって。もともとはIBMが育てあげたThinkPadブランドが、Lenovoのものになってから、早くも長い年月が経ちました。でも、あの古き良き1990年代の遺産を引き継ぎつつ、いまもThinkPadには根強いファンがいます。

2017年モデルとして発売された「ThinkPad X1 Carbon」の最新モデルを、米Gizmodoの記者のAlex Cranz氏が手に入れ、愛機として使いこなしレビューしています。やや日本販売モデルとは異なるところもあるかもしれませんけど、ゴツいデザインながら絶賛仕様なThinkPad X1 Carbonの魅力に迫ってみましょう!

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 2

ThinkPad X1 Carbonの最新モデルは、狭額フレームの採用が特徴的です。ディスプレイサイズは、前モデルと同じ大型の14インチを維持しつつも、横幅および奥行きが約1cmほど小さくなっています。このわずかに思える小型化が、実に快適な携帯性および使用感を実現してくれますよ。ディスプレイ解像度が1080p(1920×1080ドット)というのが、玉にキズではありますけど…。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 3

ちなみにAppleの13インチの「MacBook Pro」と並べてみると、こんなふうにThinkPad X1 Carbonのゴツい厚みが目立ちます。机に置いたときの面積こそ小さくはなりましたけど、実は最新のThinkPad X1 Carbonは、やや前モデルよりも厚みを増しています。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 4

とはいえ、ThinkPadの美学は、薄さを追求することとは別のところにあるようです。例えば、側面にズラッと並ぶ冷却孔は、MacBookユーザーからすると、なんともダサいデザインにしか思えないことでしょう。でもこの構造を採用しているおかげで、長時間の使用でも、ひざの上に置いたPC本体が熱くて熱くてたまらないなんてことはありません。いかに実用性を重視するかが、ThinkPadのデザインの特徴でもあるんですよね~。

そしてこの厚みは、スペックにも表われてきています。IntelのKaby Lake世代の最新プロセッサーと1TBのSSDだって、熱を持つことなく収めることができるのです。ポート類の充実ぶりだって、群を抜いていますよ。Type-AのUSBポートが2個、Thunderbolt 3対応のType-CのUSBポート(充電用を兼ねる)が2個、HDMIポートが標準で備わっています。薄型化を追求し、USB Type-Cポートを1個だけ備えるモデルが増えるなかで、かえってThinkPad X1 Carbonのアプローチのほうが使いやすさの面で優れているように感じますね。

それでいて、今回レビューしたCore i7モデルのThinkPad X1 Carbonは、本体重量が2.49ポンド(約1.13kg)に抑えられているんです! MacBook Proより厚いのに、より軽量というのは驚きでした。また、前モデルと比較しても、最新のThinkPad X1 Carbonでは軽量化が進んでいますよ。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 5

アルミボディにガラスの美しいディスプレイ…。そんなAppleなどが目指すデザインとは対照的な、プラスチック製のマットブラックなボディのThinkPad X1 Carbonは、耐久性と堅牢仕様に重きを置きつつ、まったく異なるところを目指した完成度といえるでしょう。

その最大のアピールポイントともよべるのが、キーボードの防滴性能です。ちょっとなにかをこぼしてしまっても、ThinkPad X1 Carbonは簡単に壊れたりはしません。

また、大きくて打ちやすいキーも、なかなかの魅力ですよ。指がフィットしやすいように、どのキーにも小さなカーブがつけられており、タイプ時に打ち込み音は鳴らないのに、しっかりとしたタイプ感を味わえます。大きなファンクションキーは使いやすく、17インチモデルのような大きなノートPCに標準で備わる「Home」「Insert」「Delete」「Page Up」「Page Down」の独立キーが、このサイズで用意されたのは評価できますよ。時に押し間違えることがありますけど…。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 6

なおThinkPad X1 Carbonには、昔からのThinkPadファンの要望に応えるべく、特徴的な赤色のトラックポイントが備わっていますけど、これは不要かなというのが個人的な感想です。昔はトラックパッドの性能が悪かったので、独立してトラックボールなんかを装備したノートPCが多数ありました。でも、いまはわざわざトラックポイントまで指を伸ばさずとも、手前のトラックパッドだけで十分にも思えましたね。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 7

ThinkPad X1 Carbonは、決して安いノートPCではありません。10万円を切る価格帯での勝負を強いられるWindowsパソコンが多いなかで、今回レビューしたCore i7モデルの販売価格は2,200ドル(日本モデルの価格はこちらから)。Core i5モデルにスペックを落としたとしても、1,329ドルになってしまいます。でも、この価格に見合う安定したパワフル性能が光る仕上がりに感じられましたよ。

最後に、もう1つのアピールポイントを紹介しますと、意外なほどバッテリーが持ちます。ネットにメール、ゲームやPhotoshopでの画像編集と、日中いつも10時間は使い続けているのですが、充電不要のまま使えてきました。このサイズのディスプレイを備えていながら、みごとなまでのバッテリーの持ちですよね。デザインよりも実用性を重視する人には、見た目以上に高い満足度をもたらしてくれるマシンであることに間違いはないでしょう。

安すぎないか…2万円台でLenovoがWindows 10の2in1モデルを発売予定

image: Alex Cranz / Gizmodo
reference: レノボジャパン

Alex Cranz - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)

あわせて読みたい

powered by