ホワイトハウスにロシアのカメラマンが監視装置を持ってもぐりこんだ?
image: Dmitriy Linchevskiy / Shutterstock.com

ホワイトハウスにロシアのカメラマンが監視装置を持ってもぐりこんだ?

ロシア、簡単に入って仕込んじゃったかも?

トランプ VS アメリカ報道機関という戦いの傷口に塩を塗り込むような一件がまた起こりました。先日、ドナルド・トランプ大統領がロシアのセルゲイ・ラブロフ外相、セルゲイ・キスリャク駐米大使とホワイトハウスで会談を行ないました。その際アメリカの報道機関は締め出しを食らっていたのに、ロシアのラブロフ外相専属のカメラマンだけは大統領執務室に入室を許されたそうです。

でもカメラマンを簡単に入れてしまったことで、アメリカの元情報機関の人たちは監視装置などを潜り込ませてる可能性もあるんじゃないかとザワザワし始めました。

The Washington Postが伝えるところによると、ホワイトハウス関係者は会談に入ったカメラマンはラブロフ外相の専属カメラマンだと思っていたけれど、そのカメラマンはロシアの国営通信社のジャーナリストでもあったということに驚いています。「我々はロシアに政府専属のカメラマンが国営通信社のジャーナリストでもあり、写真を公開するなんてことは知らされていませんでした」とホワイトハウス関係者は話しているそう。

というわけで、ホワイトハウスは大統領執務室にロシアの外交官を数人入れただけというつもりが、ロシアのメディアも入れてしまったわけなんです。さらに米情報機関は、そのうちの一人のキスリャク駐米大使は、実は「ロシアのトップ・スパイ・リクルーター」ではないかとも言ってるのです。

元CIA本部長であるDavid S. Cohen氏にTwitterで「ロシア政府のカメラマンがいろんな機材を持って大統領執務室に入るって大丈夫なことなんですか?」と誰かが質問すると、Cohen氏からは「いいえ、大丈夫ではないです」とかなりストレートでシンプルな回答。名前を伏せてですが、元情報機関の方々も口を揃えて、この状況は情報漏洩に繋がると言っているそうです。

ホワイトハウスはロシアのカメラマンが監視装置などを隠し持って来たなんてことはありえないと主張。ホワイトハウスのブリーフィング・ルームに入る前にアメリカの報道機関同様のセキュリティチェックを受けているから大丈夫だと話しているとのこと。しかしThe Washington Postは、ホワイトハウス訪問者への一般的なセキュリティチェックでは高性能の装置は発見できないとしています。

ロシアの盗聴器は、過去にもアメリカ大使館や国務省で発見されています。アメリカ外交官のタイプライターの中に仕込まれていたり、子どもがアメリカ大使にプレゼントとして手渡した木製の飾り板の中に仕込まれてあったり。飾り板の盗聴器は発見されるまでに7年もかかったそうです。巧妙!

でもトランプ大統領のことだから、盗聴器が仕込まれていたってすぐに気づくでしょう。大丈夫、大丈夫(皮肉)。まぁ、今回以前に、あのレトロなAndroidの携帯にもう仕込まれている可能性のほうが高いかもしれませんけどね。

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source: The Washington Post, Twitter

Rhett Jones - Gizmodo US[原文
(岩田リョウコ)

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