やくしまるえつこがメディアアートのオスカー、アルス・エレクトロニカ「STARTS PRIZE」日本人初グランプリ!

やくしまるえつこがメディアアートのオスカー、アルス・エレクトロニカ「STARTS PRIZE」日本人初グランプリ!

やくしまるえつこの『わたしは人類』(l'm Humanity)が、国際的なメディアアートの祭典Ars Electronica(アルス・エレクトロニカ)のアワード「STARTS PRIZE(スターツ・プライズ)」でグランプリを受賞しました。2016年からスタートし2回目となるこの賞は、科学と芸術、テクノロジーが交差した作品に贈られるもので、日本人がグランプリに選ばれたのは初めてです。

メディアアートのオスカー、「アルス・エレクトロニカ」でやくしまるえつこが日本人初のグランプリに2

『わたしは人類』は、日本に古来から生息する微生物シネココッカスの塩基配列から楽曲が構成されています。さらに、彼女はこの曲の情報をDNAに変換しシネココッカスの染色体に組み込むことによって、遺伝子組み換え微生物の制作も行ないました。

この『わたしは人類』という音楽は、配信とCDのパッケージ、そして遺伝子組み換え微生物の3つの形式で発表されたのです。

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やくしまるえつこはこのようにコメントしています。

「この音楽をDNA情報にもつ遺伝子組換え微生物は自己複製し続けることが可能である。いつか人類が滅んだとしても、人類に代わる新たな生命体がまたその記録を読み解き、音楽を奏で、歴史をつなぐことになるだろう」

彼女は音楽とDNAに類似性を見出しています。それは、記録と伝達という関係において音楽はメディアに、DNAは遺伝子にのせられ、時空を超越するということです。つまり遺伝子組み換え微生物を制作することによって、彼女の音楽は微生物の遺伝子に乗り、人類が滅亡した後もコードの形で生き残っていくのです。

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『わたしは人類』のメインコード進行を塩基配列に変換したもの(via スターツ・プライズ

また、2016年末に彼女は遺伝子組み換え微生物を実際に展示した山口芸術情報センターでライブを行なっています。そこでは、遺伝子の突然変異の表現を楽曲のパフォーマンスとして見せています。

動画はmirairecordsから。

『わたしは人類』ミュージックビデオは、YouTubeからも見ることができます。

top image: やくしまるえつこ
source: やくしまるえつこ, Ars Electronica, STARTS PRIZE, YouTube 1, 2

(豊田圭美)

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