陶芸や彫刻も印刷する時代。粘土で出力できる3Dプリンターが資金調達中
Image: ClayXYZ/Kickstarter

陶芸や彫刻も印刷する時代。粘土で出力できる3Dプリンターが資金調達中

粘土を印刷ってどういうこと?

アートの分野で“印刷”とは写真や版画の工程を指しますが、3Dプリンターの登場によって立体造形も“印刷”できる時代になりました。しかも、最新技術では粘土を使うようです。

それが現在Kickstarterで出資を募っている、『ClayXYZ:デスクトップ3Dクレイ・プリンター』。まずは動画でその実力をご覧ください。

Image: ClayXYZ/Kickstarter

このプリンターがあれば、実用的な花瓶や茶器、ランプシェイドに置物、楽器などが手を汚さずに生成できるようです。陶芸教室のように部屋中が粉まみれにならなくて済みそうなのも利点かもしれません(印刷後は窯で20時間ほど焼き続ける必要がありますが)。

なお、Facebookページにも作例が掲載されています。

Video: Clayxyz/Facebook

Video: Clayxyz/Facebook

3Dモデル・ライブラリーから好みのオブジェクトを探せば、イチからモデルを作らなくてもそのまま印刷ができる手軽さも良いですし、インクカートリッジのかわりに粘土を装填するのも簡単そうです。もし完成品が気に入らなければ、粘土を水で戻して再利用もできるエコっぷりを発揮します。

FDM方式のプリンターであれば、ノズル部分を交換するだけで粘土の印刷が可能。すでに一台お持ちであれば、そこだけを購入すれば良いわけです。

陶芸の歴史は非常に古く、世界最古の土器は約2万年前に作られたと言われています。今でも作り方の基本は当時と変わらないので、『ClayXYZ』の登場は焼き物界の大革命と言えましょう。

本稿執筆時は、10,000ドル(約111万円)の目標額に対してほぼ8倍の79,248ドル(約878万円)が集まっていました。かなり需要はあるようなので、締め切りの1カ月が過ぎた頃にはどこまで伸びるのかも気になります。

我こそは!という方々は、これで火焔土器や遮光器土偶、またはヴィレンドルフのヴィーナスなどを作ってみてはいかがでしょうか?

Image: Kickstarter
Source: Kickstarter, Facebook

岡本玄介

    あわせて読みたい

    powered by