iPhoneを使った3Dスキャンアプリはいくつか存在していますが、今までとはちょいと違うアプローチでスキャンするアプリ、「Qlone」がリリースされています。
このアプリは専用マットを使うことで、より正確なモデリングを可能としているようです。
映像はQloneより。ただ見るだけじゃないんですね、ARは。
プリントアウトで手に入る専用マットがARマーカーになっていて、アプリを通して見るとドーム状の仮想オブジェクトが表示されます。このARドーム中にスキャンしたい対象を置いて、全方位や裏側など多面的に撮影すればスキャニング完了。スキャンしたデータは微修正やリサイズ、メッシュオブジェクト化、着色などが可能です。
どうやらマットを使うことでスキャンの精度を高めているようですね。3Dスキャンの大敵である位置ズレや連続性をコレで補っている、みたいな感じでしょうか。マット自体を大判サイズでプリントアウトすれば、かなり大きなオブジェクトまでスキャニングできるようです。ドーム内に収める必要があるため、高さのあるモノや人間のスキャンなどは不得手かも。
対応している3DファイルフォーマットはOBJ/STL/PLY/X3Dなど。アプリは無料なので、手持ちのフィギュアなどで試してみてはいかがでしょうか? マットをプリントする際は非光沢系の紙で。
・Apple「ARKit」で作ってみた動画がYouTubeにいっぱい!
・AppleがARに本気。ARKitはいきなり「世界最大のARプラットフォーム」
Image: YouTube
Source: YouTube, AppStore, Qlone
(ヤマダユウス型)