VR開発者のたまごを支えるのだ。無料の開発スペース「アドバンスドテクノロジーラボ」がオープン
Image: ギズモード・ジャパン

VR開発者のたまごを支えるのだ。無料の開発スペース「アドバンスドテクノロジーラボ」がオープン

色々アイデアはあるのに、機材は高すぎるし、そんな場所もないし、なんて思ってあきらめちゃってるエンジニアやクリエイターは多いのではないでしょうか? 特にVRコンテンツの開発となると、VRヘッドセット「HTC Vive」は約11万円「Oculus Rift」は約7万円、そしてその他もろもろ必要な上に、それらの機材を置く場所のことも考えると絶望的な気持ちになりますよね…。でも、まだ夢を捨ててはいけません。完全無料のVR開発用オープンイノベーションスペース「アドバンスドテクノロジーラボ(以下 ATL)がオープンしたのですから。

1 VR開発者のたまごを支えるのだ。無料のオープンスペース「アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)」
Image: ギズモード・ジャパン

先日、ギズモード・ジャパンはリクルートテクノロジーズが立ち上げたこのスペースを訪問し、設備の見学や実際にVRを体験してきました。このスペースには3つのブースが設置されており、それぞれモーションキャプチャースタジオクロマキー撮影ルームVR開発大型ブースにわけられていました。それらのブースがどのような使い方ができるのか、こちらでサクっとご紹介します。

モーションキャプチャースタジオ

Video : ギズモード・ジャパン

映画やミュージックビデオで頻繁に使用されるモーションキャプチャ。身体の複雑な動きをとらえることができるので、広めなスペースで大胆な動きもできたら理想的ですよね。ATLでは8m×4mの広さで、大人二人を同時にキャプチャーできるスペースを提供されています。わたしたちが訪問したときは殺陣師の方を使ってデモを行なっていて、殺陣師のしなやかな動きと画面上のアバターは完全一致していました。

クロマキー撮影ルーム

Video : ギズモード・ジャパン

いままでは誰かがVRをプレイしているとき、プレイヤー以外の人はプレイヤー視点の映像しか見ることができませんでした。でもこのクロマキー撮影ルームでプレイすると、そのプレイヤーが入っている世界の全体像をプレイヤー以外の人も画面を通して楽しむことができます。ちなみに映像と連携して動く椅子型ライドシミュレーターSIMVRのおかげで、道路のデコボコ感や下り坂のスピードの加速も体感できて、VRの世界をもっとリアルに体感することを可能なんです。もちろん、こちらも設備に含まれています。

VR開発大型ブース

4 VR開発者のたまごを支えるのだ。無料のオープンスペース「アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)」
Image: (C) Recruit Technologies Co.,Ltd.

こちらのブースは、4台のVR用バックパック型PCを使用し、VR空間を複数人で歩く等の検証をしながらコンテンツ開発できるスペースとなっています。今回はこの設備を使って4人同時にVR空間内でミニゲームができるようになっていました。

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この「アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)」にはOculus Rift、HTC ViveからVR酔い測定機まで、VRの最新テクノロジーがたくさん設備されています(詳細は公式サイトに記載されているので、ご覧ください)。それなのに、使用料はタダ! 利用するには、会員登録をして「客員研究員」になる必要があります。また、そのスペースでクリエイトされたものはATL SHOWCASEで公開されるとのこと。しかし、その他の権利(著作権など)はすべて開発者のものとなります。いい話すぎません?

現在、毎年のように新しいテクノロジーが生まれるものの、そのテクノロジーを駆使し最新の製品やコンテンツを開発できるのは限られた人たちだけです。そんな現状を少しでも打開するために、このスペースがうまれました。たくさんの人にATLをフル活用してもらい、VRの世界をさらに盛り上げてほしいですね!

住所: 東京都渋谷区広尾3−12−36 ワイマッツ広尾ビル4F (山種美術館と同ビル)

面積: 150坪 (建物は2009年竣工)

アクセス
・恵比寿駅より徒歩約10分
・JR恵比寿駅/JR渋谷駅よりバスあり(バス停までそれぞれ徒歩1〜4分)
・恵比寿駅前から日赤医療センター前行き「学06」で「広尾高校前」下車(約3分)
・渋谷駅前から日赤医療センター前行き「学03」で「東4丁目下車」(約9分)

一般利用開始: 6月26日(月)

Image: ギズモード・ジャパン, (C) Recruit Technologies Co.,Ltd.
Source: Advanced Technology Lab, ATL Showcase
Reference: SIMVR

(ひよこまめ)

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