Minimoogのラックマウント盤『Midimini』や、名機『SE-01』で知られるロサンゼルスの老舗シンセメーカーStudio Electronics社(SE社)が、Roland(ローランド)とコラボ! 共同開発の集大成たるアナログシンセサイザー『SE-02』を発表しました。
ついにローランドもアナログに乗り出した!
映像はRolandChannelより。
ディスクリート回路(オペアンプやICチップを用いず個別素子で構成された回路、よく高級製品に用いられる)で構成されたSE-02は、3つのオシレーターに6種類の波形、Moogでおなじみのラダー・フィルターを搭載した、ピュアッピュアのアナログシンセ。アナログのらしさをつめこみつつも、クロスモジュレーションやディレイ、温度安定化によるオートチューニングなど、現代的ユーザビリティも意識されています。ローランドは、アシッドベースの元祖『TB-303』を再現する『TB-03』などを輩出してきた、「Roland Boutique」シリーズをすでに展開していますが、SE-02は新たなライン「Roland Boutique Designer Series」の第1弾です。
これまでのBoutiqueシリーズはアナログを再現した、ACBテクノロジーによるデジタルシンセのみでしたが、わざわざライン名を変えたということは、そう受け取ってしまって良いんですよね? 新たなアナログシンセシリーズが、始まるとッ!
同じくRolandChannelによるサウンドデモも、ぜひ併せてお聞きください。このツマミの多さ、音作りが楽しくなるに違いない。
記事の執筆時点では価格が未発表ですが、海外の楽器通販サイトSweetwaterは499ドル(約5万5600円)でプリオーダーを受け付けています。発売は2017年7月ともうすぐです。触りたい……!
Image: © 2017 Roland Corporation via Roland
Source: Roland1, 2, YouTube1, 2, Sweetwater
(ヤマダユウス型)