ラジコンのおもちゃというより、マックィーンそのものでした。
リアルに動くBB-8が反響を呼んでから早2年、Sphero(スフィロ)社から、新たなおもちゃが発売されます。それはピクサー映画『カーズ』の主人公、真っ赤なボディのライトニング・マックィーンを再現した「Ultimate Lightning McQueen(アルティメット・ライトニング・マックィーン)」。これまでにもマックィーンはおもちゃとしてさまざまな形で再現されてきましたが、今回の製品はこれまでにないほどリアルなものとなっています。走るだけでなく仕草やセリフ、目線からしゃべる口元まで完全にアニメーションから飛び出してきたかのようなマックィーンは、子供だけでなく大人たちの心もくすぐるほど愛嬌がありました。今回、そんなライトニング・マックィーンで実際に遊んできました。
まずはこちらの動画から。
この動画を見て分かる通り、マックィーンの一挙一動がほぼ全て再現されています。また、操作はiOS/Androidの専用アプリとの接続によって行ないます。

このアプリを使用することによって、走行やドリフトはもちろん、作品中でのセリフまで披露してくれちゃうのです。

滑らかでキャラクター性のある動きの秘密は、本体に内蔵された6つのモーターにあります。フロントタイヤのほかにも、口元とステアリング、また『カーズ』の車たちがボディを左右に揺らして感情表現をするように、ボディ両脇のサスペンションにもモーターがつけられています。

また、魅力的なテールランプとヘッドライトはLEDで、室内の明るさによって自動で調整されます。おもちゃというには本格的すぎやしませんか。

さらに、マックィーンの目元にもなるフロントガラスはSphero社の特製スクリーンを使っています。まばたきをしたり、そっと目を閉じたり、キョロキョロしたり、飽きずに眺められるくらいいきいきとした動きです。ちなみにスマホで操作しなくても、ボディの両脇やボンネットにちょこんと触れるだけでマックィーンは反応し、リアクションを見せてくれます。

個人的に一番ぐっときたのは充電方法。なんと車体の給油口が充電コネクターになっているんです。こうしてみると、まるで本当に給油をしているかのよう。充電中でもマックィーンを見飽きさせないとても素敵な仕掛けです。

今回取材した際には、英語のセリフをしゃべっていたマックィーン君でしたが、なんと国内で発売されるの製品は吹き替え声優の土田大さんによる日本語音声で喋ってくれます。これなら国内の子供たちも、より親近感をもって遊べちゃいますね。BB-8はドロイドとしてとてもリアルでしたが、マックィーンの場合は実際に生きているかのようで、とっても愛らしかったです。バンパー下部の口を動かしながら言葉を話したり、フロントガラスの目やボディ全体を使って表情作りをする様子は、大人すら夢中になってしまうほどの完成度。ついついサリーやドッグ・ハドソンなどの仲間たちも欲しくなってしまいました。
Sphero社の「Ultimate Lightning McQueen」は、6月23日(金)に国内で発売が開始されます。お値段は41,450円(税込)と少々お高めですが、おもちゃというより最新ロボットさながらのマックィーン、かなり魅力的でした。これまで『カーズ』シリーズはこども向けだと侮っていた大人の皆さん、フィルムから飛び出してきたかのようなこの「Ultimate Lightning McQueen」に感動すること間違いなしですよ。また、7月15日には『カーズ』シリーズ最新作の『カーズ/クロスロード』が公開されます。こちらもあわせて観に行きたいですね。
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image: ギズモード・ジャパン編集部
source: Sphero, Sphero/YouTube
(豊田圭美)