これはドバイ、がまた増えた。
数年前から、事あるごとに話題を振りまくビットコイン。暴騰だ暴落だと忙しいわけですが、そのビットコインが一般化するにつれ「ブロックチェーン」という言葉もよく耳にするようになりました。
ビットコインの基盤技術であることから金融特有の用語と思いがちですが、日本語で「分散型台帳技術」と表現されるように、ブロックチェーン自体は決して金融やビットコインだけの技術ではないんです。
そんなブロックチェーンの新たな可能性を見出す試みが、IBMのWebメディアMugendai(無限大)にて紹介されていましたよ。
何でも今回IBMとタッグを組んだのは、あのドバイ。先端テクノロジーを積極的に導入することでおなじみの同国は、昨年から自国を「ブロックチェーン・ハブ」と名乗っており、IBMとドバイ貿易当局間でブロックチェーンの推進に取り組むことが発表されたのは、今年2月のことでした。
一体何を計画しているのか気になるところですが、彼らがブロックチェーンを使って変えようとしているのは意外にも「物流」だそうです。IBMが誇るWatson IoTを活用すれば、たとえばインドから発送された果物がドバイでジュースに加工された後、スペインへ空輸されるといった一連の動きがリアルタイムで確認できるようになるんですって。恐るべし、ブロックチェーンの汎用性…。
船や飛行機、コンテナなどの登場が物流を変えたと言われますが、今後はそこにブロックチェーンが加わるのかもしれませんね。
ご興味のある方は、Mugendai(無限大)で詳細をご確認ください。
Image by Mugendai(無限大)
source: Mugendai(無限大)
(渡邊徹則)