シミュレーションでわかる。シンクホールが発生するまで
Image: Practical Engineering / YouTube

シミュレーションでわかる。シンクホールが発生するまで

異常気象から他国の軍事状況まで…人工衛星などの現代技術によってわかることは多くあるけれど、こればかりは予測できないもののひとつがシンクホール

突然、街中に大きな穴が開き、地上にあったあらゆるものや人を巻き込むシンクホールは、一体どのようにして形成されるのでしょうか。大都市に発生するシンクホールの要因をわかりやすく説明してくれるのが、土木技師のGrady Hillhouseさん。GradyさんのYouTubeチャンネル「Practical Engineering」にアップされている、ミニチュアのレプリカを用いながら教えてくれている動画がこちらです。

Video: Practical Engineering / YouTube

ゆっくりと海岸を洗い流す潮流や崖の崩壊など土壌浸食については、イメージしやすい人が多いでしょう。それとは少し違い、シンクホールのキーとなっているのは、自然現象だけでなく水道管の破裂などさまざまな要因によって流動する土壌内の水なんです。

土砂の粒子サイズによって水の流速は異なるとのこと。でも、水の動きは遅く、土砂は閉じこめられたように動かないことに注目してみてください。大都市の場合、水道管の漏水や破裂によって数時間あるいは数カ月かけて土壌内に水が染み渡り、地下に大きなトンネルをつくります。すると、表面の道路が重力に逆らえない橋のような状態で残るのです。

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GIF: Practical Engineering / YouTube

残念ながら世界中の街の地下に埋まる水道管の多くは、何か起きるまで異変や不具合を発見しづらい状況にあります。シンクホールによる事故を防ぐためには、壊れにくく土壌の移動に適応できるような水道管をデザインしたり、はたまたいっそのこと地上に水道管を設置したりするしか方法はないのでしょうか?

地面の下でこんなことが起きてないかしら…なんてひとりの頭のなかで抱える個人的な心配事としてはちょっと重すぎますが、未来に向けて人々が現実的に議論していくべき課題のひとつであることはまちがいなさそうです。

Image & Video: Practical Engineering / YouTube
Source: YouTube

Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文
(Rina Fukazu)

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