911へ電話! ヒーローとなったスマートスピーカー! だけどなんだかゾッとする...
Image: SpeedKingz/Shutterstock.com

911へ電話! ヒーローとなったスマートスピーカー! だけどなんだかゾッとする...

救ったはずなのに...。

Amazon EchoGoogle Homeのようなスマートスピーカーが、警察の調査において大変価値のあるものだということが認識されて始めています。たとえば、Amazon(アマゾン)がEchoからとれたデータを殺人事件の調査のための証拠として警察へ手渡したというエピソードは有名ですよね。当時は「おぉ、サーバーにデータを保存してたんかい...」と驚いたものです。今回またしてもスマートスピーカーがやってしまいました。いや、いい意味で?

ABC Newsの報道によると、ある日ニューメキシコ州のアルバカーキの外れの住宅から警察に1本の緊急電話がありました。その電話の背後には、カップルの言い争いと思われる音声がリアルタイムで流れていたそうです! この電話をかけたのがまさしくスマートスピーカー(当初の報道ではこの端末がGoogle Homeだと特定されていましたが、その後修正があり、端末の種類は明確になっていません)。

警察によると、ある男性がガールフレンドと娘と一緒にいたところ、口論になりガールフレンドに銃を突きつけたそうです。そこで彼は聞きました。「警察へ電話していないだろうな!?」...と。するとこのスマートスピーカーが...ピクんっ! どうも「警察へ電話」の部分を聞き取ったらしく、本当に警察へ電話するというアクションを発動させたのです。

そのおかげでSWATチームが自宅へ駆けつけ、数時間説得の末、無事男性を拘束することができました。女性は怪我をしているものの、病院へ行くほどではなく、娘さんも無事だったそう。良かった!

その後警察は、「緊急電話をかけるという、この新しい技術の予期せぬ利用がおそらく彼らの命を救うことに繋がった」と声明の中で述べています。「あー、良かった! めでたし、めでたし」...と言いたいところですが、今回の事件は、スマートスピーカーがヒーローになったという嬉しいエピソードである一方で、私たちに一抹の不安を残しているのも事実です。だって、これはつまりスマートスピーカーは常に私たちの声を聞いているということですから。「OK, Google」や「Alexa」と声をかけたときだけではないということです。

やはり自宅での会話が四六時中拾われていると思うと、少し気持ちが悪くなってしまう人もいるでしょう。誤って言葉を認識し、何も声をかけていないのに「言っていることが理解できません(棒読み)」とGoogle Homeが話し始めるときなんかは、本当にゾッとしますよ。

イギリスでAlexaが緊急時には決して役にたったもんじゃないというエピソードもありましたが、今回のケースはある意味スマートスピーカーの名誉挽回になったのか...? ただ、刑事ドラマが放送されるたびに、誤ってスマートスピーカーから警察に電話がかかってしまったら警察もたまったもんじゃありませんね。

Image: SpeedKingz/Shutterstock.com
Source: ABC News

Rhett Jones - Gizmodo US [原文
(Doga)

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