歩道を走る自動配達ロボ、米国にも進出中。5つの州で法整備も
Image: Starship Technologies

歩道を走る自動配達ロボ、米国にも進出中。5つの州で法整備も

ドローンよりこっちのが早いのかも、いろんな意味で。

現在、AmazonとかGoogleドローンでの配達を可能にすべく実験を重ねている途中です。でもドローン配達の実現には各国・地域での法整備が必要だし、狭い都市部での離着陸はどうするんだろうとか、課題はまだまだあります。

そこで、飛ばなくたっていいんじゃない? という考え方なのがStarship Technologiesの配達ロボットです。クーラーボックスくらいの大きさの車体に荷物を積むことができ、歩道をゆっくり走って自動運転で家まで運んでくれます。すでにヨーロッパでは、小売大手のTescoや配送サービスのHermesといった企業がトライアルを開始しました。また今年夏には、ピザのDomino'sもドイツでサービスを開始予定です。

Video: Starship Technologies / YouTube

そのStarship Technologies、Recodeによれば米国でのサービスに向けても着々と準備中で、すでに5つの州で歩道を走る配達ロボの法的許可をとっていることがわかりました。

5つの州とはウィスコンシン州、アイダホ州、バージニア州、フロリダ州、そして最近そこに加わったオハイオ州です。が、Starship Technologiesはまだそれらの州でのサービスは開始していません。でもカリフォルニア州のサニーベール市などではすでに期間限定の許可をとって、サービスを開始しているそうです。

どうしてまだサービス開始のめどが立ってない州で法整備を進めたのかっていうと、同社COOのAllan Martinson氏は、やっぱり「先に法整備されてない地域では、恒久的ベースで運営できないから」だとRecodeで説明しています。

この手の配達ロボットは他社も開発中で、たとえばサンフランシスコではMarbleがYelpと提携し、いくつかのレストランからのフードデリバリーを始めています。イギリスのスーパーOcadoはロッカーのようなものを搭載した自動運転車によるデリバリーサービスを開発し、その仕組みを他社に販売することを目指しています。

ロボットが配達、というと人間の仕事が奪われてしまうような気もしますが、Starship Technologiesのロボットは人間の遠隔監視の元で動いています。ロボットの動作を保証するためにもセキュリティのためにも、当面はある程度の人手が必要になると思われます。ただ最終的にはひとりで100台を動かせるようにしたいとのことで、そのときにはやっぱり人間の仕事は縮小してくるんでしょうね…。

Image & Video: Spaceship Technologies, YouTube
Source: Starship Technologies via RecodeAOL UKHermesTechCrunchmercurynewsCNBCThe Verge

(福田ミホ)

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