時代のニーズ、未来を見据えた新モデルです。
おなじみのロボット掃除機、iRobot社の「ルンバ」のラインナップが大幅に刷新されました。Wi-Fi接続によるスマホからのコントロールに対応した新モデル「ルンバ690」「ルンバ890」が登場。上位機種(900シリーズ)に肩を並べる形で、全モデルでIoT対応機種を選べるようになりました。

エントリークラスの「ルンバ690」。旧モデル(ルンバ680)と吸引機構やブラシ構造などは同じ。価格も4万9880円と据え置きのままIoT対応化を果たしています。

こちらは吸引力と、メンテナンス性も高い「AeroForce クリーニングシステム」を採用しているミドルクラスの「ルンバ890」。
内部機構は旧モデル(ルンバ876)と同じですが、「デュアルバーチャルウォール」と「交換用フィルター」の付属品がそれぞれ2個から1個に変更。その分5000円価格が下がって、6万9880円とさらにお求めやすくなっています。
IoT対応により「iRobot HOME アプリ」によってコントロールやスケジュールを設定、さらにルンバにニックネームをつけられるようになりました。当然、外出先からもルンバを操作することができますよ。
発表会で行なわれたデモンストレーションではボストンにあるルンバを日本からアプリで遠隔操作。掃除の開始・停止の操作や、動作スケジュールの確認などを行なっていましたよ。上位の900シリーズで利用できたこれらの機能が、下位機種にまで広がったというのは嬉しいですね!
ただ、このマップ作成機能は上位機種である900シリーズの専売特許。
「ルンバ690」「ルンバ890」には、現在位置を補足するためのカメラは搭載されておらず、IoT対応によって900シリーズとの差が無くなったわけではありません。
それでもエントリークラスのルンバの600シリーズ、ミドルクラス800シリーズまでIoT対応化というのは思い切ったリニューアルですね。IoT非対応の既存モデルもWebの販売店などでは引き続き選べるようですが、家電量販店、百貨店、公式ストアのルンバは新機種へとシフトしていくようです。近い未来、家の中のあらゆるものがインターネットに繋がるようになっていくと思われますが、そこに向けていち早く! という、iRobotのスマートホームに向ける意気込みを感じさせられます。
リニューアルされた2機種は本日から予約開始で、8月24日から販売開始。個人的には「ルンバ890」が狙い目かも?と思っています。カメラこそ搭載されていませんが、吸引に関するテクノロジーは、「ルンバ960」と同じですしね。
なお、タイトルの「テレーレレー♪」はルンバの起動音を表現してみたのですが、伝わりましたでしょうか。「わかんねーよ!」というお叱りも受け止める覚悟でございます。
(8月4日:08:00追記):対応モデル、販売店情報を修正・追記しました。
Photo: 小暮ひさのり
Source: iRobot
Reference: iRobot
(小暮ひさのり)