輪っかを変形させてコロコロ進むロボット
Screenshot: ギズモード・ジャパン/YouTube

輪っかを変形させてコロコロ進むロボット

超シンプル、でも大活躍の予感!?

私たちにポケットにすっぽり収まるスマートフォン。どんどんハイテクで複雑な作りになってきています。一方、ロボット工学の研究者たちは基本的な動きがしっかりできるシンプルなロボを開発しようとしているのです。未来型のロボットを想像するとき、ターミネーターみたいなのを思い浮かべがちですが、実はこんなシンプルなただの輪っかになるのかもしれません。

機械工学の研究者の増田容一氏と石川将人氏は、学会AIM 2017にて、人間や動物のような構造を真似して作るのではなく、機械の一番シンプルな形をしたロボットを開発したと発表。見ての通り、超シンプルな「輪っか」ロボットです。

Video: Yoichi Masuda/YouTube

でもこの輪っか、自然に転がるんではなくて、ちゃんと電源が入ると動くようになっています。電源を入れた瞬間、ピクッとなるのがかわいいですね。青い輪っかとコア部分は4本のワイヤーで繋がれていて、これらを制御することで転がります。また、重力に身を任せたような動きですが、これがエネルギーの消費を抑えるポイントなんだそうです。

映画で見るような朝ごはんを作ってくれたり、機関銃をぶちかまして守ってくれるロボットではないのは確かですが、人間が入って行くには危険すぎるエリアや高価なハードウェアを備えたロボットを投入するにはリスクが高すぎる場合などに、この輪っかロボットが大活躍しそうです。ロボットのコア部分にはセンサーが搭載でき、360度カメラをつけることも可能なので、例えば戦地の偵察や活火山に近い撮影などで利用できそう。撮影したデータをすぐに転送してしまえば、撮影後の帰り道に壊れたって心配ないというわけです。いろんなことが複雑になって行く中で、原点回帰することでまた新しい何かが生まれるんですね。輪っかロボットの活躍、楽しみです。

Image: ギズモード・ジャパン/YouTube

Source: IEEE Spectrum, Yoichi Masuda/YouTube

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(岩田リョウコ)

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