世界初、人工知能作のアルバムとミュージックビデオ。聴いてみるとわかる…なんだか不気味なメロディー
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世界初、人工知能作のアルバムとミュージックビデオ。聴いてみるとわかる…なんだか不気味なメロディー

AIは人間の感性を理解するか?

現在ベータ版が公開されている、自動作曲AIのAmper Music。誰でも無料で使用できてロイヤリティフリーのBGMがわずか1分程度で作れるということで、今年春ごろ話題となりました。動画のBGMやジングルなど、ちょっとした賑やかしの音楽需要というのも高まっているこの頃ですしね。

しかし、ついにAmper Musicがアルバムを作ってしまったFuturismは報じています。これは世界初の、AIによるアルバムとも言えるわけですが、ひとまずは作品をご覧下さい。

Video: Taryn Southern/YouTube

全ての音楽とビデオアートは人工知能によって作られました。が、さすがに歌っているTaryn SouthernさんはAIではなく、バリバリのアメリカ人ポップ・シンガーです。この曲「Break Free」はTarynさんがAmper Musicを用いて作った楽曲で、いうなればアーティストとAIによるコラボレーションのようなもの。Amper MusicはTarynさんのコンポーザー、編曲家、あるいはパフォーマーといえます。

YAMAHAのChordana ComposerLANDRなど、ここ数年は音楽制作にも本格的にAIが導入されはじめており、音楽家の競合はAIになるかもしれないなんてディストピアン・ジョークもちらほら。そんな中においてAmper Musicは、一曲をメロディーごと仕上げるのではなく、人間と協力して一曲を作り上げるタイプとして設計されています。Amper Musicは指定された雰囲気に沿ったコード、音色、ビートを素早く提示し、アーティストはそこからメロディーをインスピるのに注力する、という関係性です。

とはいえ、Amper Musicが作ったフレーズを人間側がガッツリ編集していては本末転倒。無編集でも十分イケるクオリティが担保されているからこそ、この協力関係は成り立ちます。その例として、Amper Musicが作った曲と、それをTarynさんがリアレンジしたものとを聞き比べてみるのはいかがでしょうか。

Amper Musicによるアルバム『I AM AI』は、2017年8月21日(月)にリリースされるとのこと。記事執筆現在アルバム全体は、まだ公開されていないようです。AIがチャートを駆逐する未来はまだ来なさそうですが、システムが人の感性を介するようになっていけばよきアドバイザーにはなりえるかも?

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Source: YouTube via Futurism, Soundcloud 1, 2

ヤマダユウス型

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