見た目はクール。使い勝手は?
物理ホームボタンがなくなると噂の新型iPhoneこと「iPhone 8」ですが、やはりiOSが動作する以上はなんらかの代わりのインターフェイスが必要になります。これについてBloombergは、「iPhone 8ではiPadのようなDockが出現し、マルチタスキングにも変更がくわわる」という、興味深い情報を報じています。
まず「iPadのようなDock」とは何なのかというと、今年6月のWWDCにて発表されたiPad用iOSの新機能のひとつ(参考動画)。MacのDockのように、起動しているアプリを即座に切り替えられる便利な機能で、発表されたときにはiPadズルい!と盛り上がりました。
そのDockがなんと、ホームボタンがなくなるiPhone 8にも出現するというのです。ロックスクリーンではこのバーを上に持ち上げてロック解除ができ、またアプリ画面ではこのバーを上に持ち上げて新デザインのマルチタスキング画面へと移動するんだとか。さらにバーを持ち上げることで、ホーム画面への移動もできるそうです。
iPad app switcher works fine on iPhone. "iPhone 8" will probably use a similar approach. (Control Center not supported in simulator) pic.twitter.com/wJTaW4JRpd
— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年8月31日
言葉だけだとわかりにくいので、ここは有名リークアカウントのGuilherme Ramboが作成したコンセプト動画を見てみましょう。画面下部のドックから、一面にカードが広がる新デザインのマルチタスキング画面が召喚できます。あくまでもコンセプトですが、これもまたiPad用iOS 11みたいだ…。
さらに、画面上部のスピーカーやセンサーの切り欠きはデザイン上隠されず、分割されたままで左側には現在時刻、右側には電波やWi-Fiのインジケーターとバッテリー残量が表示されるそうです。左側の現在時刻の表示は、慣れないと一瞬見失いそうな気もしますね。
このような大きく刷新されたインターフェイスは、秋に配布されるiOS 11とiPhone 8を組み合わせたときのみ利用できるものと思われます。なにせ、現行アップグレードモデルとなる「iPhone 7s/7s Plus」は、流出画像を見る限りホームボタンは健在ですからね。もしかしたら、iPhone 8を購入した直後はこの新インターフェイスの使い方の練習が必要になるかもしれませんよ?
Screenshot: 塚本直樹/Twitter
Source: Bloomberg via 9to5Mac, Twitter
Reference: YouTube
(塚本直樹)