とにかく軽い、LG gramレビュー:14インチなのに13インチMacBook Proより軽い!
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

とにかく軽い、LG gramレビュー:14インチなのに13インチMacBook Proより軽い!

Webカメラ使わない人ならオススメ。

Windows PCといえばやっぱりSurfaceが(いろいろな意味で)気になりますが、他にもポータブルでハイエンドなラップトップはいろいろあります。その中でもLG gramはその名の通り「グラム」、つまり軽さにこだわったシンプルなラップトップです。米GizmodoのSam Rutherford記者が1週間ほど使ってレビューしてますので、どれだけシンプルなのか、ご覧ください。

***

ラップトップでできることは無限にありますが、本来ラップトップってシンプルなマシンであるべきです。ラップトップの調子が悪いときってたいてい、メーカーが余計にくっつけたおまけ機能のせいだったりします。Touchbarとか3面鏡みたいに広がるディスプレイみたいなギミックを盛ることより、メーカー各社はちょっとLGを見習った方が良いんじゃないでしょうか。

LG gram 14インチモデル(以下gram 14)は、他のサイズのモデルともども、空気みたいに軽いです。ここまで軽いと筐体がグミみたいにふにゃふにゃ危なっかしく感じることもあるんですが、カーボンとマグネシウムの合金でできたボディの要所要所はしっかり頑丈です。側面はまかせろとばかりにがっしりして、万一本体の一部がぐにゃっとなったとしても、ちゃんと元に戻ります。

その良いところは、繰り返しになりますが、とにかく軽いということです。1週間使ってみましたが、家とオフィスの往復に持ち歩くのを躊躇することはありませんでした。カメラとか外付けハードドライブとか何台ものスマートフォンを持ってるときは別ですけどね。実際ディスプレイが14インチと大きめなわりに、gram 14はたいていの13インチラップトップより軽く、2.14ポンド(約970g)しかありません。たとえば13インチのMacBook Proは1.37 kg、DellのXPS 13は1.2kgあります。

さらに価格を考えると、もっとうれしくなります。スタート価格の1199ドル(約13万3000円)日本向けモデルの実勢価格は記事翻訳時点で14.2万円ほど〜)で、第7世代のIntel Core i5 CPUに8GMのRAM、256GBのSSDが搭載されてます。CPUをCore i7にするとしても、100ドル(約1万1000円)足すだけです。DellやAppleはストレージの追加分もなんだか割高感があって、同様スペックのDell XPS 13は100〜200ドル(約1万1000〜2万2000円)高いし、MacBook Proに至ってはSSD512GBの13インチモデルは1999ドル(約22万1000円)もします。

170816_lggram14rev2.jpg
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
ポートはUSB Type-AとType-C、HDMIがそろっています。

こんな質実なラップトップのわりに、gram 14にはポートがいっぱい付いてます。USBはType-AとType-Cの両方あるし、HDMIポート、そしてmicroSDカードリーダーまで載ってます。イーサネットポートが必要にならない限り、余計なケーブルを持ち歩かなくていいんです。それは、Appleの最新のマシンでは望めない贅沢です。

170816_lggram14rev3.jpg
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
カードスロットがSDじゃなくmicroSDなのはスペース捻出のための妥協だと思われますが、何もないよりはずっといいです。

gram 14には電源ケーブルも普通に付属してきますが、それがなくても生きていけます。というのは、USB-Cポートはデータの出し入れだけじゃなく、電源にもつなげるからです。逆にこの価格帯のラップトップならあってほしいんだけどないものは、Thunderbolt 3ポートです。それでも、機能性を失わずに持ち運ぶケーブルを減らせているのは良いことですね。

バッテリーライフは、おすすめできる長さです。定常的に動画編集とかその手の重い作業をしてるのでなければ、一般的な勤務時間、9時から5時までは十分過ごせる長さでした。実際テストで測ったら9時間44分だったんですが、それはRazer Stealth(6時間8分)を3時間越えていて、Dell XPS 13の去年モデル(9時間47分)と同レベルでした。とはいえ、gram 14よりさらに2時間長持ちするMacBook Pro 13やSurfaceにはかないません。

ただ、とりあえずちょっとだけ気に入らないところを先に言うと、キーボードとタッチパッドが「まあいいか」レベルでした。たしかに使えはするし、バックライトが付いたのも旧モデルよりは良いんですが、どちらもあんまりサクサク使えないんです。サイドに搭載されたステレオスピーカーもイマイチピンとこないんですが、この点に関しては極薄ラップトップはどれも同じような感じです。

170816_lggram14rev4.jpg
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
gramの旧モデルはバックライトキーボードじゃなかったんですが、それはこの価格帯ではありえないことでした。

そしてこれまでのところ、最悪だと思うのは内蔵のWebカメラです。LGはフルHDにしなくてもいいやって思ったみたいで、解像度は1280 x720、一番うまく撮れたつもりでも10年前の携帯電話で撮ったみたいに見えます。

170816_lggram14rev6.jpg
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
スクリーンの角度を見やすいように調節すると、カメラでは天井ばっかり写ってしまいます。解像度低いから逆に問題ないかもしれませんが。

さらにこのカメラが、普通のラップトップみたいに画面の上じゃなく、本体のヒンジの真ん中にあるので、画面を見やすい角度にしてるとカメラには自分の鼻の穴がばっちり写ってしまい、ビデオチャットの相手がかわいそうなことになります。Dell XPS 13も同じ過ちを犯してました。これは個人的には許されざる事態で、この点だけでもう検討候補から外したいくらいです。

170816_lggram14rev5.jpg
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
どのメーカーがやってるとか関係なく、スクリーン下のWebカメラっていう配置はまずいです。

でもその点ガマンできる人、またはWebカメラなんて誰が使うの?って思ってる人なら、gram 14はオススメできるすっきりシンプルなマシンです。派手さも、大きな欠点もなく、とにかく余計なものがないのはすごく良いことです。スペックは強力で、バッテリーも長持ちして、価格は他社が多分申し訳なくなるほどです。シンプルすぎるマシンを退屈だって言う人もいますが、そんなことないと思います! gram 14、すごく良いマシンです。

170816_lggram14rev7.jpg
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

まとめ

・すごく軽くてシンプルなデザインは安っぽさギリギリのラインですが、ちゃんと踏みとどまってます

・Webカメラは解像度1280 x 720で画質が低く、ポジションも最悪です。

・同等スペックのDell XPS 13とかMacBook Pro 13と比べると、100〜500ドル(約1万1000〜5万5000円)程度お手頃になります。

ポートはたっぷり、USB Type-AとCにHDMI、microSDカードリーダーも付いてます。

・スペックもバッテリーライフもしっかりです。

スペックまとめ

・スクリーン:14インチ 1920 x 1080 IPS液晶タッチディスプレイ

・CPU:Intel Core i5またはi7-7500

・RAM:8GB

・ストレージ:256GB SSD

・グラフィックス:Intel HD Graphics 620(CPUに内蔵)

・接続:Wi-Fi:デュアルバンド802.11ac、Bluetooth 4.1対応

・ポート:USB 3.0 Type-C x 1、USB 3.0(Type-A) x 2、HDMI x 1、microSD、3.5mmオーディオ

・寸法:12.7 x 8.3 x 0.6インチ(32.2 x 21.1 x 1.5cm)

・重量:2.14ポンド(約970g)

・保証:部品・修理に関して1年間

Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

Source: LG価格.comLaptopmag

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文

(福田ミホ)

あわせて読みたい

powered by