AIアートの最先端。アニメ風女の子キャラを自動生成してくれる「メイク・ガールズ・萌え」
Screenshot: 塚本 紺/MakeGirlsMoe

AIアートの最先端。アニメ風女の子キャラを自動生成してくれる「メイク・ガールズ・萌え」


AIと画像生成の進化は続きます。

復旦大学、カーネギーメロン大学、同済大学、ストーニーブルック大学の研究者たちが共同で開発した画像生成マシーン「MakeGirlsMoe(女の子たちを萌えにする)」が時代の要請にしっかりと応えてくれています。

このマシーンは自分の好みの女の子属性を選んで左の「generate」ボタンを押すと、それに基いてアニメ風女の子キャラの顔を自動生成してくれるというもの。属性の種類には、髪の色、髪の長さ、目の色、口が開いているか閉じているか、そしてメガネをかけているかどうか、などがあります。AIによる自動生成なので、同じ属性を選択しても全く異なる女の子が生成されます。

たとえば「黒髪、ショート、茶色い目、口は開いていて、笑顔、メガネ有り」で生成すると、次のような女の子が生まれることもあれば、

AIアートの最先端。アニメ風女の子キャラを自動生成してくれる「メイク・ガールズ・萌え」
Screenshot: 塚本 紺/MakeGirlsMoe

次のようなキャラが生まれることもあります。ちょっと目の部分が崩れていますね。そこはコンピューターなのでご愛嬌です。

AIアートの最先端。アニメ風女の子キャラを自動生成してくれる「メイク・ガールズ・萌え」
Screenshot: 塚本 紺/MakeGirlsMoe

開発者はこのマシーンをオープンソースとして公開しており、詳細に興味がある方はGitHubから見ることができますよ。上の二通りの生成結果から分かるように、ただ単に選んだ属性から対応するパーツを選んで組み合わせているわけではないんです。アニメ風少女キャラの特徴をディープラーニングで学習したマシーンによる自動生成、という点が新しいわけです。つまり生まれてくる子はどれも世界に一つだけの花なんですね。

ここで開発されたネットワークはgenerative adversarial network(GAN)と呼ばれるディープラーニングの中でも特に注目が集まっている分野です。正確にラベリングされたデータを膨大に利用して機械に学習させる従来のやり方とは違い、偽物を作ろうとするネットワークとそれを見破ろうとするネットワークの競合学習をさせることで必要なデータの量を大幅に削減させています。

そんな最先端の分野から「女の子たちを萌えにする」という画像生成マシーンが生まれるのがなんともシュールですが、「何が萌えなのか」という定義付けが難しい分野に挑戦できるところもディープラーニングの強みの一つです。近い将来、AIが生成したキャラクターを主人公にした漫画やアニメを作る、なんてのが出てくるかもしれません。

Screenshot: 塚本 紺/MakeGirlsMoe
Source: MakeGirlsMoe via TNW, GitHub

(塚本 紺)