Netflixドラマ『Marvel ザ・ディフェンダーズ』の主演チャーリー・コックスとフィン・ジョーンズにインタビュー! 「私たち4人をまとめるのは悪夢だったと思います」

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Netflixドラマ『Marvel ザ・ディフェンダーズ』の主演チャーリー・コックスとフィン・ジョーンズにインタビュー! 「私たち4人をまとめるのは悪夢だったと思います」
Image: (c) Netflix. All Rights Reserved.

デアデビル』、『ジェシカ・ジョーンズ』、『ルーク・ケイジ』、『アイアン・フィスト』と続いた、Netflixによるマーベルヒーローのドラマシリーズの主人公たちがついにチームを結成する最新シリーズ『Marvel ザ・ディフェンダーズ』。

今回はそのデアデビル/マット・マードック役のチャーリー・コックスとアイアン・フィスト/ダニー・ランド役のフィン・ジョーンズの2人にインタビュー。アイアン・フィストの光る拳の撮影方法から、Netflixの魅力、マットとダニーの関係などたくさん語っていただきました!

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Image: (c) Netflix. All Rights Reserved.

──ついにNetflixによるマーベルヒーローのドラマシリーズの主人公たちが集結することになりましたが、その撮影現場の様子はいかがでしたか?

チャーリー・コックス(以下、コックス):みんなすごく気が合って、いい友人になれました。制作側はドラマの主役には撮影に集中してもらいたいはずですが、現場でずっと笑ってお喋りをしていた私たち4人をまとめるのは悪夢だったと思います。監督がちょっと可愛そうに思えましたね(笑)

──「アイアン・フィスト」の光る拳はどうやって撮影したものなのですか?

コックス:フィンは何年も訓練して、あれを会得したんですよ。オーディションで拳を光らせられたのは彼だけでした(笑)

フィン・ジョーンズ(以下、ジョーンズ):嘘はマズいでしょ(笑) 実際は、ブレスレット状にしたLEDのライトで撮影しています。配線が腰に付けたバッテリーパックに繋がっていて、スタッフがリモコンで点灯させています。

後でたくさんのデジタル処理をするんですが、実際にライトを使うことでより自然な光の反射を演出できるんです。

──訓練と言えば、今回のシリーズのために特別な訓練はしましたか?

コックス:それぞれみんなが単独シリーズで十分訓練は積んでいるので、特別なことはやっていません。ただ、今回のシリーズのアクションはなにせ4人もヒーローが出てくるので、振り付けは今までより綿密なものでした

──事前にコミックはどれくらい読みましたか?

ジョーンズ:「アイアン・フィスト」のシリーズはたくさん読みました。コミックで作品のトーンやダニーというキャラクターがどう描かれているのかを理解するのは重要ですからね。でも、読むのは本当に楽しかったので仕事だとは感じませんでした(笑)

──ちなみに、お気に入りの作品はなんですか?

ジョーンズ:今展開されている新しい『Iron Fist』が凄く面白いと思います。あとは、『イモータル・アイアンフィスト』ですね。素晴らしい作品です。

筆者注:『Iron Fist』は2017年3月から、ドラマの時期に合わせ始まった新シリーズ。『イモータル・アイアンフィスト』は、2006年に始まったシリーズ。後者は武闘大会で戦う中で歴代のアイアンフィストと死んだ父親の秘密が明らかになっていくという熱いストーリーと、二丁拳銃で戦う先代のアイアン・フィストがカッコいい名作中の名作。邦訳版もあるのでコミック版「アイアン・フィスト」が気になる人にオススメです。

──コミックにはいろんなキャラクターが登場しますが、「ディフェンダーズ」に加えたいキャラクターは誰ですか?

ジョーンズスパイダーマンが入ってくれたら最高ですね。

コックス:私はハルクですね。ハルクは傷つけられて怒れば怒るほど強くなるというという設定で、事実上無敵というところが好きなんです。

ジョーンズ:彼が来たら愛の力で倒さないと(笑)

コックス:愛の力って(爆笑)

ジョーンズ:優しく抱きしめるんだよ。なんか、ダニー・ランドっぽい発言になってしまいましたね(笑)

──コミックではニューヨークで地下鉄に乗ったブルース・バナーが乱暴な乗客に怒ってハルクに変身して暴れだしたのを、デアデビルが止めに来るなんてエピソードもあって、そんな競演が見たいですね。

コックス:それは面白い!

ジョーンズ:そういえば、コミックでの「ディフェンダーズ」のオリジナル・メンバーでしたね。

──そんなコミックで言えば、アイアン・フィストはデアデビルの代役を努めたこともあるほどの仲ですが、ドラマではアイアン・フィストとデアデビルは仲良くなるんでしょうか?

ジョーンズ:「ヤミノテ」と戦ったことがあるという共通点がありますが、ダニーはマットをあまり信用できない人物だとも感じています。初対面の時にマットは、自分の正体を含めていろいろなことを隠そうとするので。

でも戦いを通じて、マットは責任感を持って自らの力を使っているということを知り、彼を信頼し尊敬していくようになります。だから、彼はダニーにとってお兄さんのような存在になるんです。

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Image: (c) Netflix. All Rights Reserved.

──Netflixのようなネット配信は、出演する側としてどんな魅力を感じていますか?

ジョーンズ僕らのドラマは190もの国で同時に配信が始まるってのが最高で、本当にクレイジーです。190カ国の家に作品を届けられるのは、大きな映画館で上映されるよりも凄いことだと思います。

コックス:私も、どういうことなのか想像もつかないくらいに凄いと思ってます。

──今回のプロモーションでは色んな国を回っているとのことですが、今までどれくらいの国を回ってきたんですか?

コックス:毎年色んな所を回っていますね。

ジョーンズ:アメリカだとサンディエゴ、ニューヨークに行き、ロンドン、パリ、メキシコ、オーストラリアも回りましたね。

コックス:私はブラジル、韓国、アルゼンチン、ドイツにも行きました。

──本当に大忙しですね!

コックス:素晴らしいキャラクターを演じられるだけでなく、こうしてさまざまな国を訪れられるのは嬉しいことですよ。

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Image: (c) Netflix. All Rights Reserved.

──『ザ・ディフェンダーズ』はやれるとしたら、もう一回やりたいですか?

コックス:もちろんです。本当に楽しい時間を過ごせましたからね。ただ、4つのシリーズがどうやって続いていくのかというのと、スケジュール的な問題があるので難しいとは思います。贅沢な悩みですね。

ジョーンズ:僕も同じ気持ちです。昨日はチャーリーと一緒に鎌倉のお寺に行ったんですが、その時も「また仕事がしたいね」なんてことを話したんですよ。

物語を大きくして、僕らのキャラクター間でいろんなやり取りをする余地はまだまだありますからね。もう一度やりたいです。

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Photo: ギズモード・ジャパン
左:チャーリー・コックス、右:フィン・ジョーンズ
***

鎌倉に行ったなんていう話もしてくれましたが、2人はかなり仲が良さそうでインタビューの前後も冗談を言い合ってずっと楽しそうにしていました。それを見ているだけで現場がどんだけ楽しかったのかがよく伝わってきます。

チャーリー・コックスは真面目に話をする一方、フィン・ジョーンズは超フランクな態度で質問に答えていて、劇中のマットとダニーの雰囲気そのまんまだったのも印象的。2人が劇中でどんなケミストリーを見せてくれるか、非常に楽しみです!

『Marvel ザ・ディフェンダーズ』は8月18日からNetflixで独占配信開始。

Netflixドラマ『Marvel ザ・ディフェンダーズ』特別映像。「敵は恐ろしく危険で、まさに悪魔だ」

Photo: ギズモード・ジャパン

Image: (c) Netflix. All Rights Reserved.

Source: Netflix, Instagram

傭兵ペンギン