スポーツもスナップも、プロアマも問わないニコンのフルサイズデジタル一眼「D850」9月8日発売
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スポーツもスナップも、プロアマも問わないニコンのフルサイズデジタル一眼「D850」9月8日発売

D810からすべてが進化。

2014年6月末、「ニコン史上最高画質」と銘打たれた35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラ「D810」が発売されました。特にポートレートや風景写真などを撮影するプロカメラマンおよびハイアマチュアカメラマンで愛用する人が多い、高精細な画質が特徴的なカメラです。

そして2017年8月24日、D810の後継機種となる「D850」が発表されました。D810の高画質に心を奪われた人たちにとっては、D850がいったいどんなカメラなのか気になるところでしょう。

そこで、D850のさまざまな特徴をご紹介したいと思います。

すべての面でD810を凌駕しているD850

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D850は、撮像素子に35mmフルサイズの裏面照射型CMOSを搭載。これはニコンのデジタル一眼レフでは初となります。そして、有効画素数は4575万画素、画像処理エンジンはEXPEED 5を採用。常用ISO感度は64〜25600ですが、拡張設定でISO32から102400相当まで使用できます。

連写は最高約7枚/秒、別売りのマルチパワーバッテリーパック「MB-D18」使用時は約9枚/秒。連続撮影可能枚数は最大200枚(12ビット圧縮RAW/JPEG時、14ビットロスレス圧縮RAW時は約51コマ)となっており、D810の約5枚/秒、100枚までの連続撮影よりも大幅に進化しています。

撮像素子、有効画素数、画像処理エンジン、常用ISO感度、連写性能、連続撮影枚数。これらの基本的なスペックは、すべてD810を超えたものになっています。

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また、ニコンの35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラとしては初の、チルト式タッチパネル液晶を採用。液晶のサイズは3.2型、約236万ドットの解像度となっています。これにより、ハイアングル、ローアングルの撮影が楽になります。タッチAFやタッチシャッターなども可能。より幅広い操作に対応しています。

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なお、動画撮影も大幅進化。D850は4K UHD(3,840×2,160ピクセル)の動画撮影が可能です。またタイムラプス撮影では、8Kを超える素材取得ができます。

こちらが、D810とD850のスペックの違いのまとめです。

左:D810/右:D850有効画素数:3635万画素→4575万画素画像処理エンジン:EXPEED 4→EXPEED 5常用ISO感度:ISO64〜12800→ISO64〜25600連写:約5枚/秒→約7枚/秒動画撮影:最大1920×1080 60p→3840×2160 30p内蔵ストロボ:あり→なし重量(本体のみ):約880g→約915g

チルト式タッチパネル液晶の搭載のためか、内蔵ストロボ非搭載になっているもののD850のほうが重量が増えています。

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D850のボディは、強度を保ちながら軽量化が図れるモノコック構造ではなく、D810と同じようなマグネシウム合金製のボディデザインを採用。D750のような薄いボディ、深いグリップを期待していた方はちょっと残念かもしれませんが、このくらいがっしりしたボディのほうが安心感があるかもしれません。

D850のここが気になる! 新機能紹介

ここからは、D850の気になるスペック・機能をピックアップしていきます。

オートフォーカス性能

AFにはD5と同じ位相差AFを搭載。フォーカスポイントは153点、うちクロス対応は99点となっています。低輝度対応も中央1点が-4EV、その他のポイントが-3EV。これもD5と同等性能。かなり暗いところでもAFを活用できます。

ホワイトバランス

ホワイトバランスは、3種類のオートに比べ、「自然光オート」が追加されています。これは、屋外でのホワイトバランスをより自然に撮影するためのモードです。

サイレント撮影モード

ライブビュー撮影時のサイレント撮影モードが追加されました。このモードでは電子シャッターを用い、無音での撮影が可能となります。モード1ではフル画素撮影で最高約6枚/秒、モード2では860万画素で最高約30枚/秒の撮影が可能です。シャッター音の気になる演奏会などで活躍しそうです。

ファインダー

ファインダーの視野率は約100%倍率は約0.75倍。D810は約0.7倍、D5は約0.72倍ですので、それらを上回る倍率を実現。広々としたファインダーでの撮影は、気持ちよさそうです。

ライブビュー撮影

チルト液晶を使ったライブビュー撮影ですが、AFに関しては若干もっさりとしている印象。他社がライブビュー時のAF速度向上を図っているのに対し、ここは少し遅れている感じ。じっくり撮影するときのみ使用して、普段はファインダーでの撮影をするといった使い分けがいいかもしれません。

モバイルとの連携

Wi-FiBluetoothを内蔵。ニコンの画像転送システム「SnapBridge」にももちろん対応しています。やはり、Wi-FiやBluetoothがあると、撮影した写真をタブレットなどに転送して確認したり、そのままSNSへ投稿といったことができるので、便利ですね。もはやこれらの機能は当たり前、といった感じでしょうか。

記憶媒体

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カードスロットは、XQDカードSDカード(UHS-II対応)のダブルスロット。個人的にはSDカードのダブルスロットのほうが使いやすいかと思うのですが、画像の転送速度を最大限に引き出すには、XQDカードのほうが適しているのでしょう。

D850の位置づけ・性格

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ニコンはD850を、風景、人物、スポーツ、スナップといった、幅広い用途で活躍できるカメラと位置づけています。実際、最高ISO感度、AF性能、連写速度などが向上し、さらに幅広い被写体に対応できるカメラとなっています。

D5ほどの連写性能はありませんが、7枚/秒、パワーバッテリーパック装着時は9枚/秒という連写性能ならば、スポーツ撮影にも対応できるスペック。もちろん、スナップ撮影にも威力を発揮するはず。

まさに、あらゆるジャンルの撮影がこなせるマルチな機種なのではないでしょうか。

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その上、4K UHD動画8K タイムラプスにも対応するなど、動画関連もスペックアップ。チルト液晶もあいまって、動画撮影でも十分に使える1台でしょう。

発売は9月8日ニコンダイレクトでの価格は、ボディ単体で39万9600円(税込)です。レンズとのキット販売はありません。そのほか、パワーバッテリーパック「B-D18」が5万9400円で同時発売となります。

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また、ネガフィルムやポジフィルムをデジタル化するためのキット「フィルムデジタイズアダプター ES-2」(2万1600円)が11月発売予定となっています。

東京・大阪でいち早く触れるよ!

うーん、D850を一刻も早く触りたい! そう思っている人も多いでしょう。そんなあなたに朗報です。

8月26日、27日に東京、9月2日、3日に大阪で開催されるニコンファンミーティングで、D850の体験ができます! ファンミーティングの詳細はこちらをご覧ください。

どのくらい高画質なのか。視野率約100%、約0.75倍のファインダーはどんな見え具合なのか。チルト式タッチパネル液晶の使い心地は? サイレントモードはほんとに無音なの? 気になる点が盛りだくさんですが、その答えは9月8日に明らかになります。座して待て!

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Source: ニコン, ニコンダイレクト

(三浦一紀)

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