発見された新種は「陸上最大のメガ恐竜」だった
Image: Eden, Janine and Jim/Flickr

発見された新種は「陸上最大のメガ恐竜」だった

史上最大の陸上動物決定!

アルゼンチンで4年前に発見された6体の恐竜の化石。ついに科学者たちがこの謎の化石についての調査結論を発表。なんと、地球上にいる陸上動物で史上最大の大きさだったとのこと。

亜紀中期に存在した草食恐竜のティタノサウルス類に分類されたこのどデカイ恐竜は、パタゴティタン・マヨラム(Patagotitan mayorum)と名付けられました。その体重、なんと69トン。こやつがどれだけ大きいのか想像もつかないレベルです。Proceedings of the Royal Society Bに掲載されたこの恐竜についての詳細に行く前に、“想像つけて”みましょう。

まず69トンという重さ。これはスペースシャトルと同じ重さです。もしくはアフリカゾウ10頭分に相当します。体長は37メートル。こっちはフットボールフィールドの横幅の7割相当。地上から恐竜の肩までの高さは6メートル。チアリーダーのように下の人の肩に立って積み上がった人間4人分の高さです。なんとなく想像ついてきました? バカでかいってことです。この巨大な体長・体重は同じ採石場から発掘された6体、160の骨から算出されました。「パタゴティタン・マヨラム」というネーミングは、パタゴニアという発掘場所の名前と発掘の際、研究者たちのお世話をしてくれた家族の名前から付けられたそうです。

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Image: J. L. Carballido et al., 2017

パタゴティタン・マヨラムの発見で、草食恐竜のティタノサウルス類のデカさと、この種の多様性を改めて知ることになりました。そして、史上最大の大きさを誇るアルゼンチノサウルス属の新しいグループにパタゴティタン・マヨラムは分類されることとなります。

現在、地球上で1番大きな動物とされているのは181トンという、これまた想像を絶する巨体のシロナガスクジラ。でも地上で歩く動物ではパタゴティタン・マヨラムが最大となります。

パタゴティタン・マヨラムは激しく歩き回っていたわけではなく、1億年前豊富に存在した顕花植物をゆっくりと食べ歩いていたと研究者たちは語っています。「巨大な恐竜たちはだいたい似たサイズで、違いがあったとしても10〜15%ほどの差。パタゴティタン・マヨラムの発見で、陸上動物の上限の大きさが見えて来ています。とても楽しみな発見です」とも話しています。

最後に、2016年からパタゴティタン・マヨラムのレプリカ標本がアメリカ自然史博物館に展示されています。4階に展示されているんですが、あまりのデカさに首と頭がエレベータホールまで飛び出していているため、恐竜の階に来る人に挨拶をしてくれているみたいなんだそうです。ニューヨークに行ったらぜひ挨拶したいですね!

Image: Flickr, J. L. Carballido et al.

Source: Proceedings of the Royal Society B

George Dvorsky - Gizmodo US[原文

(岩田リョウコ)

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