ワクワクしかない。
「ホログラフィック・メディア・マシーン」を謳う、シネマカメラメーカーRED(レッド)のAndroidスマホ「Hydrogen One」。公式予約は開始しているものの、詳細は未だにベールに包まれており、以前にギズモード・ジャパンで紹介したときも、まだデザイン面の一部と少しのスペックしかわかっておりませんでした。
そんななか先日、開発元のREDがテック系YouTuberとして有名なMarques Brownleeさんに初期プロトタイプを独占提供しちゃったんです。スマホが動作しているところは見られませんが、映像で端末デザインを確認できるのはこれが初となります。
本体背面は3層になっており、上下の層は「ケブラー」素材、中層は金属素材でできているようです。ケブラー素材は耐久性と電波の透過性も良いため、スマホの素材としては理にかなっていると言えます。背面下部にはMoto Zシリーズに似たモジュール型アクセサリーの金属端子があるのがわかりますね。高品質なシネマカメラを製造していることで有名なREDですから、モジュール型のさまざまなビデオカメラアクセサリーが利用できるようになると予想できそうです。
当初発表された画像で気になっていた、波打つ形状のグリップが備えられた側面もしっかり動画におさめられています。手で握って撮影するときのブレをなるべく軽減するためのこだわりの末、この形になったのでしょうね。側面の電源ボタンと録画用と思われる赤色の丸ボタンが分けられている点も、REDの本気度が伺えます。スリムなデザインを採用するスマホが多い中、あえてゴツゴツした出で立ちのデザインは、いかにも撮影のプロ仕様といった印象でしょうか。
そして、一番気になる「ホログラフィック・RED・4ビュー・コンテンツ」機能。動画の3分17秒あたりから実際にホログラフィック機能をオンにして動作する本体を見せてもらっているMarquesさんの様子が確認できます。さすがに、これはHydrogen Oneの心臓部分なので、今回は手元にモザイクがかかっています。リアクションがやや薄めの印象ですが、「衝撃的すぎて言葉が出なかった」とのこと。それに、まだプロトタイプですしねぇ...。
どうやら、2Dモードと、このホログラフィックモードを切り替えて利用することができるようで、立体のように浮かび上がって見えるようなイメージなのでしょうか? モザイク越しに見ている限りでは、さすがに『スター・ウォーズ』のホログラフィック通信のように画がビョーンと飛びたした風には見えないですね。あと、撮影した動画をこのモードで確認するとどのように見えるのかすごく気になります(モザイクが妙に好奇心をそそる)。
まだまだ内部スペックの詳細もほとんど明らかになっていない謎の端末。今後さらなる情報が発表されることを期待して待ちましょう!
Image: YouTube
Source: YouTube via 9to5Google
(Doga)