鳥というか…昆虫?のように垂直な壁にとまれるドローン
Image: Createk Design Lab/YouTube

鳥というか…昆虫?のように垂直な壁にとまれるドローン

ブ――――ン、ピタッ!

鳥にインスピレーションを受けて開発されたSherbrooke Multimodal Autonomous Drone、こと「S-MAD」。このドローンは屋内外関わらずどんな壁にもピタッとはりつくことができ、しかもはりついている間はエネルギーを温存できるので長時間稼働できるようです。こちらがその映像です。

Video: Createk Design Lab/YouTube

マイクロファイバーで作られた「前足」を前方に伸ばして壁にくっつく姿は「鳥」というより「昆虫」を連想させます。以下の画像が、S-MADの前足。

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Screenshot: ギズモード・ジャパン / Createk Design Lab/YouTube

そしてこれがカブトムシの前足。似てませんか?

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Image: schankz / Shutterstock.com

壁にピタッと止まれる回転翼ドローンは前にも開発されていますが、S-MADは見ためも作りも非常にシンプルな固定翼機

子どもでも作れそうな発泡スチロールボディに搭載されたレーザーセンサーが前方に壁を察知すると、スピードを時速1~3mに落としつつ、モーターの推力を上げてボディを上向きに傾かせます。その後、ボディを垂直に保ちながらゆっくりと壁にアプローチし、前足が壁に接触すると同時にモーターが切れて、前足の付け根についているダンバーが接触の衝撃を吸収して見事壁に止まるという仕組みです。NewAtlasによれば、何千回ものフライトシミュレーションを経て確立した技術とのこと。

共同開発したカナダのシャーブルック大学とCreatek Design Labは人道的支援に有効だと考えているようで、たとえば震災の被災地で活躍したり、工事現場でのモニタリングにも役立つのではと考えています。

ちなみにこのS-MAD、バイオミメティクス(生物模倣)の分野で活躍している技術者が集う今年の「Living Machines Conference」にて最優秀賞に選ばれました。

フグっぽい愛らしい丸みを帯びたもの触手のように自在に伸びるものハチのように受粉できるものなど、ギズモードではこれまでにも多くのバイオミメティクスドローンが紹介していますが、今後どんなヤツが飛び出してくるんでしょうか。

コウモリ型のぶら下がり監視ドローン…なんてヤツだけは、ちょっと勘弁してもらいたいですけど。

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Image: YouTube, schankz / Shutterstock.com

Screenshot: ギズモード・ジャパン / YouTube

Source: YouTube, SpringerLink, NewAtlas

(山田ちとら)

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