テクノロジーという側面から見たプリキュアの面白さ
Image: © DMM.futureworks Co., Ltd., ©ABC・東映アニメーション, ©2017 映画プリキュアドリームスターズ!製作委員会 via DMM VR THEATER

テクノロジーという側面から見たプリキュアの面白さ

テクノロジーなくしてコンテンツの進化はありません

極端に言えばテクノロジーを知ることでプリキュアというコンテンツの面白さや楽しみ方が増えた気がします。長年プリキュアに関してさまざまなアプローチから、分析・研究・レポート・熱意を伝えてきてそう感じたのです。

たとえばシリーズごとに年々向上するエンディングの3DCGもテクノロジー進化の影響が大きなパーツです。

2009年にスタートした『フレッシュプリキュア!』以来、エンディングでは3DCGが利用されています。そして2016年スタートの『魔法つかいプリキュア!』の後期エンディングでは従来の製作ツールに加えて、最近の3Dゲーム開発でも多用されているゲームエンジン「Unity」を導入。製作の効率化が実現されています。

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Image: © DMM.futureworks Co., Ltd., ©ABC・東映アニメーション, ©2017 映画プリキュアドリームスターズ!製作委員会 via DMM VR THEATER

また、2016年12月には、3D技術とVR技術を組み合わせることで実現されたメガネの要らない3Dホログラフィックライブ『みんなあつまれ!プリキュアフェスティバル プリキュア ON ミラクル♡マジカル☆ステージ』が公開されました(すでに公開は終了)。

ステージにプリキュアの面々が現れていく様子は確かに斬新で、プリキュアたちが「そこにいる」感が伝わってきます。

Video: 東映映画チャンネル/ YouTube

同じく、2Dアニメーションと3DCGを融合した劇場版の『映画プリキュアドリームスターズ!』も話題になりました。詳しくは語りませんが、映画というコンテンツにキャラクターが「登場する」といった演出を加えた見せ方は本当に見事です。

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Photo: キュアコグレ

プリキュアはAR分野もカバーしています。

サンスター文具から発売されている「セイカのぬりえ 魔法つかいプリキュア!」は、塗り絵を専用アプリで読み取ることで、絵が飛び出たりキャラクターが喋ったり。昔ながらの「塗り絵」という遊びに、最新のガジェットでありオモチャである「スマホ」を組み合わせるといった、アナログとデジタルの楽しみ方をミキシングしているのです。

本編も、劇場版も、イベントも、オモチャも。すべてテクノロジー無くては成し得ない、進化を遂げています。プリキュアというコンテンツの表現力、ターゲットへと伝える力は、テクノロジーの恩恵で大きく前進したのです。

思えばターゲットも昔に比べると随分と変わりました。物語やシーンの作り方などを見ると、いわゆる大きなお友達と呼ばれるサブターゲット層には、明らかに今のプリキュアは向いていません。あくまでもちびっ子の為の模範や存在、支えとしてのプリキュアとなっています。それは子供用アニメとして正しい姿なのでしょうね。きっと。

こうしてプリキュアが変わっていくのと同時に、僕らも日々変わっていきます。僕はというと、かつて独りで見ていたプリキュアが、いつしか娘を膝に乗せて見るようになりました。彼女と一緒にプリキュアを応援する日曜の朝は、本当に大切な時間です。今回でこのコラムシリーズも終わりを迎えますが、キュアコグレは今後も楽しい時間、そして最新技術による新しい楽しみ方が、今後も次々と生み出されてくることを期待しています。

同じく、このシリーズを一緒に楽しんできたキュアヤマダは、「プリキュアについて本気を出して考えることができた、人生の中でも貴重で珍重な連載期間でした。これだけ長く続けられたのもプリキュアの持つキュアポテンシャルのおかげだと思っています。プリキュアの美しき魂が、テクノロジーの未来にあると信じて!」とのこと。

僕らの未来が、そしてちびっこたちの未来がどうぞプリティでキュアキュアでありますように。

Photo: キュアコグレ

Image: © DMM.futureworks Co., Ltd., ©ABC・東映アニメーション, ©2017 映画プリキュアドリームスターズ!製作委員会 via DMM VR THEATER

Source: Unity, DMM VR THEATER, 映画プリキュアドリームスターズ!, YouTube

(キュアコグレ・キュアヤマダ ふたりはギズキュア!)

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